西武秋山、ファン感で“最後”のメッセージ　終了後は多く語らず「まだ何も分からない」

数年前から外国人選手とロッカーが隣に「すごく勉強になりました」

　海外FA権を行使してメジャー挑戦を表明している秋山翔吾外野手が、30日に西武園ゆうえんちで行われたファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2019」に参加した。クロージングセレモニーで挨拶の場を設けた秋山は「これまで育てていただいたファンのみなさん、球団のみなさんに感謝して、より応援していただけるように頑張りたいと思います。今日はありがとうございました」と話し、ファンから大きな拍手を浴びた。

　この日が“西武・秋山”のユニフォーム姿の見納めになる可能性もあり、ステージには多くのファンがその姿を目に焼き付けようと詰めかけた。トークコーナーでは、数年前から自身のロッカーが外国人選手と隣同士になる機会が多いことから、「すごく勉強になりました」と海外挑戦に向けシーズン中から英語に触れていたことが明かされる場面もあった。

　イベント終盤にファンに挨拶を行った秋山は「今までカッコいい応援歌に『ガンバレ』という皆さんの声援を受けてここまでやってきて、新たな最高峰と呼ばれる舞台で戦いたいという思いが強くなった。FA宣言をして、海外で勝負したいと思うようになりました」とファンに感謝し、FA宣言の決断に至った経緯を説明。秋山はイベント終了後に報道陣に対応したが「まだ何もわからないので」と手短に話すに留め、足早に球場を後にした。

（安藤かなみ / Kanami Ando）