元広島ジャクソンは「バーゲン価格」のFA選手 「かなり安い金額で契約できる」
今季はブルワーズで4年ぶりメジャー復帰、制球力は「平均以下」も…
昨季まで広島でプレーしたジェイ・ジャクソン投手は今季、4年ぶりのメジャー復帰を果たした。ブルワーズとマイナー契約を結ぶと、3Aで結果を残して4月に昇格。その後、マイナー再降格も経験したが、最終的には28試合登板で防御率4.45の成績をマークし、メジャー初勝利も記録した。
今も“広島愛”を忘れない右腕について、米メディアは「バーゲン価格」で獲得できるFA選手と評価。ダイヤモンドバックスからFAとなった平野佳寿投手とともに、CBSスポーツの「このオフシーズンにバーゲン価格で契約を結ぶかもしれない10人のフリーエージェント」のリストに入った。
特集で名前が挙がっているのは、実際の価値より安く(バーゲン価格で)契約できそうな10選手。同メディアのトップ50FAランキングに入ってないことが条件となっている。
ジャクソンは今季、防御率4.45という成績に加えて、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)1.319、投球回数30回1/3、18四球、47奪三振という成績をマーク。CBSスポーツはこれらの成績を紹介した上で「ジェイ・ジャクソンはキャリアのほとんどをマイナーリーグ、または海外で過ごしてきた為、この中で最も知られていないプレーヤーだろう」と言及している。
制球力については「平均以下」としつつも、「彼はスライダーで右打者を空振り三振に仕留めることができる。速球は90マイル(95マイル=約153キロ)半ばでよいスピンがかかっている」と長所も指摘。そして「彼との契約はかなり安い金額でできるだろう。彼は、メジャーリーグで34イニングしか投げていない。彼は細かく管理された使用法で、多くの右打者に対して活躍できるはずだ」とレポートしている。右打者に強い使い勝手のいい救援投手として、まさに「バーゲン価格」で獲得できるというのだ。
元巨人のマイコラス(カージナルス)や元日本ハムのマーティン(ブレーブス)ら、NPBを経由してメジャーでブレークする選手は近年増えている。“ジャクソンスマイル”で広島ファンを魅了した剛腕が今後、花を咲かせる可能性も十分にある。
(Full-Count編集部)