ア軍“サイン盗み”に米メディア糾弾 出場停止、ドラフト権剥奪など「厳しい処分を」

サイン盗み疑惑が報じられているアストロズ【写真:Getty Images】
サイン盗み疑惑が報じられているアストロズ【写真:Getty Images】

捜査が終われば「その結果によって裁かれることになるだろう」

 メジャーリーグで今、1番の関心を高めているのがアストロズによる“サイン盗み疑惑”だ。多くのメディアが“証拠集め”に没頭し、当事者の告発も表に出ている中、米ヤフースポーツはアストロズに対する罰則を予想している。

 MLBで禁止とされている電子機器を使って相手のサインを盗む行為、ベンチ内のごみ箱を叩き打者に球種を知らせるなど多くの疑惑がかかっているアストロズ。米ヤフースポーツは「アストロズはサイン盗みスキャンダルでどのような罰を受けるべきか」と見出しを付け特集を組んでいる。

 今オフはアストロズのサイン盗みが群を抜き注目を集めていることに言及し「メジャーリーグの捜査が完結した時、彼らは、その結果によって裁かれることになるだろう」と指摘。記事では同メディアの番記者たちが予想する処分内容をレポートした。

 マーク・タウンゼント記者はこれまでMLBがサイン盗みに関して寛大な処置を取ってきたことを指摘。だが、電子機器の使用は認められていないため「断固とした態度を取るべきだ」とし、処分内容については「AJ・ヒンチが1シーズン出場停止」「ドラフト1位の指名権を3度失う」の2点を挙げている。

 また、ティム・ブラウン記者はジェフ・ルーノウGM、AJ・ヒンチ監督らの責任が重いことを言及し「彼らの出場停止は、数日や数週間ではなく、月単位であるべきだ。また、この件に関わったが、すでにアストロズから離れ他の球団に移った者にも同じ処分が下されるべきだ」と、2017年に所属していた選手も対象にすべきと指摘した。

 その他にも「MLBがアストロズのナンセンスを終わらせたければ、厳しい処分を課さなければいけない」と追放処分、重い罰金など様々な意見が飛び交い、今回の“サイン盗み”が黒判定となれば歴史的に見ても大きな処分が下される必要性を伝えている。

(Full-Count編集部)

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