西武源田が6000万円増の1.4億円で更改 東京五輪にも意欲「自分らしくプレーして…」
今季は135試合出場、2年連続ベストナイン&GG賞に輝く
西武の源田壮亮内野手が3日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、6000万円増の年俸1億4000万円でサインした(金額は推定)。入団3年目での大台突破に源田は「びっくりした。想像以上でした。(1億円プレイヤーは)いつかこうなれたらいいなという漠然とした感じでした」とはにかんだ。
2017年に入団し、ルーキーながら遊撃手として開幕スタメン入りを果たすとそれ以降不動のショートとしてチームを支えてきた源田。今年は4月13日のオリックス戦で右手首に死球を受けた影響で、翌日の試合のスタメン出場を回避。連続フルイニング出場が299試合でストップするハプニングにも見舞われた。今季は135試合の出場に終わったが「シーズンが終わって、試合数が中途半端な感じがした。全試合出て、優勝したい」とコンディションを万全にして4年目を迎える。
球団から「抜けられると困る。来季はケガをしないように準備してほしい」と声をかけられたことを明かした源田。チームの中心選手として、球団から寄せられる信頼も年々増しているようだ。今季は2年連続でベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど、球界を代表する遊撃手としてチームをけん引。今季は失策数をプロ入りしてから初めて1桁に減らし、さらに投手への声掛けも積極的に行うなど内野手陣のリーダーとしても存在感を発揮したことが、大台突破への評価にも繋がった。
今秋の「プレミア12」で侍ジャパン野球日本代表にも選出され、世界一を経験した源田は「ジャパンのユニフォームを着てオリンピックに出たい気持ちが強くなった」といよいよ来年に迫った東京五輪出場への意欲も口にした。「(プレミア12より)人数が減るのは分かっている。自分はプレミアでも主力で出ていたわけではないので、削られる対象かもしれないけど、自分らしくプレーして選ばれたい」と目を輝かせていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)