1400万円増の鷹・周東、来季狙うは盗塁王「スタメンで出ないと取れない」
二塁手のレギュラー獲りへ1月は今宮の自主トレに入門
ソフトバンクの周東佑京内野手が3日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1400万円アップの2000万円で契約を更改した。今季の600万円から3.3倍となる大幅アップに「自分が思っているよりもいい評価、高かったので嬉しかった。自分が思っている以上に評価していただいた」と表情を緩めた(金額は推定)。
今季開幕前に育成選手から支配下登録となった周東。開幕直後に1軍切符を手にすると“走塁のスペシャリスト”としてそのまま1軍でプレーし続け、プロ初安打や初本塁打も記録した。102試合に出場し、打率は.196だったものの、チームトップの25盗塁を決めた。試合終盤の「切り札」としてチームのみならず、ファンからも大きな期待を集める存在となった。
シーズン終了後には野球日本代表「侍ジャパン」の一員として「第2回WBSCプレミア12」にも出場。ここでも武器である走力を生かして侍ジャパンの世界一に貢献した。1年間で劇的な環境の変化に「想定外の1年でした」と率直な感想を口にした。
目指すはレギュラー奪取、そして、盗塁王だ。「盗塁王は狙いたいところ。プロに入る時から目標だったので貪欲にいきたい。スタメンで出ないと盗塁王は取れないと思う」と語り「内野手登録なので内野手で勝負したいという気持ちでいる」と意気込んだ。
二塁手を中心に内野のレギュラー獲得に向けて1月は今宮健太内野手の自主トレに入門する。「内野を守れなかったのは悔しい。内野の守備も守れるようになって、もっとバットも振って、バッティングでも貢献できるようになりたい」とオフのレベルアップに向けて意気込んでいた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)