JFE東日本で都市対抗優勝 投手ベストナインの元DeNA・須田 「出来すぎの一年」
年間7勝で最多勝利 都市対抗野球初優勝に導き、橋戸賞を獲得
2019年度社会人野球表彰、ベストナインの投手部門を獲得した元DeNA、JFE東日本の須田幸太投手が5日、受賞から一夜明け、喜びを語った。今年、DeNAから古巣の社会人チームに復帰し、1年目から奮闘。都市対抗野球では全5試合をリリーフ登板で勝利に導き、優勝。橋戸賞を獲得した。「出来すぎの一年でした。(ベストナインは)おまけのようなもので、チームが優勝できたことがうれしかったです。ファンの皆さんのたくさんの応援、JFE東日本のスタッフ、選手の皆さんのおかげです」と周囲へ感謝した。
昨オフ、DeNAから戦力外を受け、再びJFE東日本のユニホームを着ることになった。「戻ったからには優勝するつもりでした。若い選手たちの意識を根本的に変えるようにしましたし、見られているという自覚を常に持っていました」と社会人野球といえども“プロ意識”をチームに徹底させた。若い選手とも積極的に会話し、背中とプレーでチームを盛り上げた。日本選手権を終えた後に右肘のクリーニング手術を受け、来年2月に投球練習を再開する予定。「来年も野球をやります。また応援よろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。
JFE東日本からは若獅子賞を受賞した今川優馬外野手、二塁手の峯本匠内野手、指名打者の内藤大樹選手の4選手がベストナインに選ばれた。