元オリ塚原、第2の人生は不動産&指導者目指す 「将来的には教員免許を」

「株式会社オノデラ不動産」で第2の人生をスタートさせた元オリックス・塚原頌平【写真:本人提供】
「株式会社オノデラ不動産」で第2の人生をスタートさせた元オリックス・塚原頌平【写真:本人提供】

「株式会社オノデラ不動産」に就職した塚原頌平

 今季限りでオリックスを退団した塚原頌平投手が不動産会社で第2の人生をスタートさせることが決まった。今後は教員免許取得も視野に入れ、将来的には指導者として“球界復帰”を目指していく。

「選手としての未練はないのです。これまで野球しかやってこなかったので、もっと違う世界を経験して今後の人生の糧にしたいと思っています」

 戦力外通告を受け12球団トライアウトも受験しなかった。2016年には54試合に登板しオールスターにも出場した右腕はきっぱりとプロ野球界から別れを告げた。

 11月に地元・茨城に帰り第2の人生を模索している時に、これまでのプロ野球人生で繋がりのあった野球グラブメーカー「LOPI」の社長を通じ小野寺商事を紹介され「塚原君の性格的にも不動産は合っていると思う」と推薦を受けた。その後、同会社の「株式会社オノデラ不動産」と話し合う機会があり、明るい性格で人付き合いも得意な塚原は「面白いと思った。色々と覚えることも多いですが、自分を信用してもらえるように頑張っていきたい」と就職を決めた。

 現役選手としては一区切りをつけたが野球界への思いは忘れていない。「自分がここまで来れたのは野球があったからだと思っています。何らかの形でもいいので野球界へ還元したいと思っています。将来的には教員免許を取るつもりです」。

 戦力外を受けてから、つくば秀英時代の恩師・沢辺卓己氏に相談すると「将来的には指導者として帰ってこい」と伝えられた。プロの世界ではオールスター出場、育成契約と酸いも甘いも経験した右腕は「野球はやっぱり大好きですね」と満面の笑みを見せ“恩返し”を誓っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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