今後10年間MLBの「顔」となる選手は? 「2020年代ベストナイン」を米メディア予想
まだメジャーデビューしていない「プロスペクト」からも選出した大予想
米メディア「CBSスポーツ」が、2020年代のメジャーリーグベストナインを予想する企画を実施。今季のMVPマイク・トラウト外野手(エンゼルス)、コディ・ベリンジャー外野手(ドジャース)らのほか、まだ実績を残していない「プロスペクト」も加えている。
記事は「MLBの2020年代の『オールディケイドチーム(ベストナイン)』を予想する:コディ・ベリンジャー、フェルナンド・タティスJr.、そしてその他の若き才能」のタイトルで詳報。「2020年まであと1か月を切ったが、ここしばらくの間、2010年代を振り返ってきた。今日は、少し異なったことをしてみる。2020年代の『オールディケイドチーム』を編成することで、次の10年間、2020年代に何が起こるか予想していく」としている。
さらに「これはあくまでもエンターテインメントを目的としたものだ。野球では、来年のことさえ予想するのが難しいのに、次の10年間の予想となるとなおさらだ。ここではよく見慣れた顔、サプライズの顔を見ることになる。それが野球というものだ。それを頭に置いて、早速、このメンバーを紹介しよう」と説明した上で、各ポジションの「ベストナイン」を選出している。
○捕手 アドリー・ラッチマン(オリオールズ=21歳)
2019年6月のMLBドラフト全体1位。マイナーでベストの捕手プロスペクトだ。
○一塁手 ピート・アロンソ(メッツ=25歳)
次の10年間で考えると少し年齢が行き過ぎているかもしれないが、彼はいつも我々の期待を上回る働きをする。右利きの一塁手はいつも難しいが、彼は稀な例外のようだ。
○二塁手 ギャビン・ラックス(ドジャース=22歳)
2020年のナ・リーグ新人王の有力候補と考えられている。
○三塁手 フェルナンド・タティスJr.(パドレス=20歳)
2019年シーズンで健康な時は、すでにベストプレーヤーの1人に見えた。健康であること、それがカギだ。さらに「彼は本来は遊撃手だが、次の10年間のどこかで三塁を守ることもあるだろう(いや、本当は、彼をどうしても選びたかっただけだ)」と説明している。
○遊撃手 ワンダー・フランコ(レイズ=18歳)
野球界のベストプロスペクトだ。
○左翼手 マイク・トラウト(エンゼルス=28歳)
トラウトを抜きにしてはリストは完成しない。来年8月で29歳になる。毎年少しずつ衰えていくとしても、次の10年間は実りの多いものになるだろう。
○中堅手 ジョー・アデル(エンゼルス=20歳)
トラウトの未来のチームメートは、恵まれた身体能力でインパクトのあるプレーヤーになるだろう。
○右翼手 コディ・ベリンジャー(ドジャース=24歳)
トラウトが年齢のわりにすでにどのくらい素晴らしいことを成し遂げたかと言われているが、ベリンジャーも同様である。2019年ナ・リーグMVPが25歳になるのは来年の7月だ。
○DH ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ=20歳)
20歳のシーズンはOPS+106で、その結果に満足した人はいない。しかし、我々は彼を諦めない。彼は、今後打って打って打ちまくるようになるのではないか。(OPS+は100で平均的)
○ローテーション
ウォーカー・ビューラー(ドジャース=25歳)
マイク・ソロカ(ブレーブス=22歳)
マッケンジー・ゴア(パドレス=20歳)
マット・マニング(タイガース=21歳)
○ブルペン
ケイシー・マイズ(タイガース=22歳)
デイビー・ガルシア(ヤンキース=20歳)
AJ・パック(アスレチックス=24歳)