辛口? 愛情? メジャー挑戦のG山口に「せいぜい10勝」張本氏が独特エール
巨人から山口俊投手と小林誠司捕手が、西武から増田達至投手と森友哉捕手が出席
「2019年プロ野球最優秀バッテリー賞」の表彰式が9日、都内ホテルで開かれ、巨人から山口俊投手と小林誠司捕手が、西武から増田達至投手と森友哉捕手が出席した。
球界最高のバッテリーを表彰するこの賞。今回が初受賞の山口は最多勝(15勝)、最多奪三振、勝率1位の投手3冠を獲得し、5年ぶりにリーグ優勝に貢献。小林は12球団唯一の盗塁阻止率4割台をマークし、4年連続でリーグトップを記録。山口が先発した26試合全てでバッテリーを組み、17年に菅野と受賞してから2年ぶり2度目の受賞となった。
ポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を表明している山口に対し、表彰式に出席した張本勲氏が「せいぜい、10勝でしょう」とメジャー挑戦1年目の成績を予想。山口は「張本さんに10勝と言っていただけるなんて。来年は“喝”と言われないように頑張ります」と辛口とも愛情ともとれるエールに応えることを約束した。
来季に向けて直球の質を向上させることや肉体強化に取り組んでいるという山口は表彰式でメジャー球団との交渉状況について問われると「30球団全部から話が来ていて、僕が悩んでいますよ」と軽快なトークで会場を沸かせていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)