ロッテドラ2佐藤、狙うは1年目からの「正捕手獲り」 トリプル3も「宣言します、取ります」
永野チーフスカウトは「打って良し、守って良し、走って良しの三拍子揃った身体能力の高い選手」
ロッテは9日、東京・新宿のロッテ本社で「新入団選手発表会」を行いドラフト2位の佐藤都志也捕手(東洋大)は打てる捕手として「正捕手獲り」を目標に掲げた。
「打って良し、守って良し、走って良しの三拍子揃った身体能力の高い選手」と、永野チーフスカウトに紹介された佐藤。掲げた目標は、開幕1軍ではなくズバリ「正捕手獲り」だった。
「田村さんを始め、キャッチャーの方々がいらっしゃいますが、その中でしのぎを削っていって、自分が正捕手になれるようにと思って書きました。正捕手を取るんだという強い気持ちを持ってやっていきたい。個人の競争はあると思いますが、一緒にキャッチャー全員で高め合っていきたいです。最終的には優勝することが目標だと思うので、そこへ向けてチームに貢献できるようにと思ってやっていきたいです」
ベテラン細川(39歳)を除けば、正捕手の田村(25歳)、吉田(28歳)、江村(27歳)、宗接(25歳)、柿沼(26歳)と比較的若い捕手たちが1軍枠を争っていた今季のロッテ捕手陣。打撃を武器にルーキーの佐藤はいきなり正捕手を狙っていく。
「打てる捕手ということが強みだと思っています。それで2位指名を受けていると思っているので。あとは井口監督から『走れる捕手は貴重、作戦の幅も広がる』という話もあったので、足でも期待に応えられるように頑張りたい」と、意気込んだ。
将来的に打力や走力が評価され、捕手以外での実戦デビューも想定されるが「そうなったとしても、正捕手の座というものを、絶対諦めずに地道に努力を積み重ねていきたいと思っています。キャッチャーで勝負して、そこは絶対崩さないように」と、あくまで捕手に強いこだわりを見せた。
目標とする捕手は今季引退した巨人・阿部慎之助という佐藤。永野チーフスカウトから「密かにトリプルスリーを目指しているとのことだが、本日づけで正式な目標に」と指令を受け「宣言します。取ります。それくらいの強い意志を持ってやっていきたいなと思います」と、捕手初のトリプルスリーを狙うというドラ2ルーキーが、ロッテ捕手陣の新たな起爆剤となるか。来季のキャンプインが楽しみだ。
(Full-Count編集部)