鷹・二保、2度目の交渉でサイン 現状維持から上積み200万円「対応力を評価」
中継ぎで開幕を迎えるも、チーム事情で先発として起用される
ソフトバンクの二保旭投手が10日、ヤフオクドーム内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、200万円増の2200万円でサインした。二保は3日の交渉で「オープナーの評価について互いが思っていることを伝えて話し合った」とし、サインを保留していた。(金額は推定)
2度目の交渉では、初回交渉時の現状維持から200万の上積みがありサイン。交渉後の会見で「金額のことよりも、普通の先発として見られていたのか、中継ぎからの先発として見られていたのかが知りたかった。中継ぎ待機を評価してもらった。先発としてではなく中継ぎとして見れば昨シーズンよりもイニングが増えているので、そのあたりを評価してもらった」と語った。
「今年の初めに中継ぎ待機をしていて、そこから先発調整をしていった。どうしても球数を投げられず、登板間隔もはっきりしなくて調整が難しかった。その中でも、中継ぎ陣の負担はわかるので、できるだけ長くと思って投げてきた。その対応力の評価もあった」
秋季キャンプでは「来季は先発一本でスタートする」とコーチとも話しているという。「球数をもっと投げられるように練習していき、全体的にスキルアップしていきたい」と、“中継ぎの気持ちがわかる先発”として勝負していく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)