レイズ契約の岩村氏は「最も過小評価された日本人」 米メディアが各球団FA契約トップ3発表
イチロー氏には当初、懐疑的な見方も「MVPと新人王を受賞したことですぐに答えが見つかった」
ゲリット・コール投手は9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)でヤンキースに移籍、スティーブン・ストラスバーグ投手がナショナルズと7年総額2億4500万ドル(約266億1600万円)で再契約を結ぶなど、FA市場が活発に動き出したメジャーリーグ。そんな中、米メディア「ブリーチャー・レポート」は各球団のFA契約トップ3を紹介し、日本人ではイチロー氏、岩村明憲氏が名を連ねた。
対象となる契約は、「契約延長」、「再契約」、「1年契約」を除くものとなっている。今季で現役を引退したイチロー氏はマリナーズのFA契約で堂々の1位にランクイン。正式にはポスティングシステム(入札制度)での移籍だったが、2000年11月30日に3年1400万ドル(約16億円)で契約。
記事ではオリックスで9年間プレーし通算1278安打を放っていたが当初は、懐疑的な見方が多かったことを言及。それでも「そうした疑問は、彼が打率(.350)、安打(242)、盗塁(56)でア・リーグのトップとなり、MVPと新人王を受賞したことで、すぐに答えが見つかった。最初の3年契約で、彼は.328/.374/.440、662安打、121盗塁の成績を残した」と、“超お買い得物件”だったことを伝えている。
また、岩村氏もレイズの3位に選出。2006年12月15日に3年770万ドル(約8億3650万円)で契約。記事では、当時は全く期待されておらず「史上最も過小評価された日本人選手かもしれない」と伝えている。
だが、実際には移籍1年目からレギュラーを獲得し「イワムラはレイズでの3シーズンで打率.281、出塁率.354、WAR6.6とした。ワールドシリーズに進出した2008年にレギュラーの二塁手だ」と、想像以上の活躍を見せたことを指摘している。
(Full-Count編集部)