わずか3日で約890億円“荒稼ぎ” 米誌選定、WMの“勝者”に敏腕代理人ボラス氏
ボラス氏はコール、ストラスバーグ、レンドンの代理人を務める
アストロズからFAとなったゲリット・コール投手が、史上最高額となる9年総額3億2400万ドル(約354億円)でヤンキースと契約に合意し、話題となった今冬のウインターミーティング。この他にも大型契約が相次ぎ、活況となった。
コールの他にも、アンソニー・レンドン内野手が7年総額2億4500万ドル(約268億円)でエンゼルスと契約、同じく7年総額2億4500万ドル(約268億円)でスティーブン・ストラスバーグ投手がナショナルズと再契約した。この他にも選手の動向が大きく動くマーケットとなった。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」では「MLBウインターミーティングの勝者と敗者」として特集を掲載。ヤンキースやエンゼルスとともに“勝者”に挙げられたのが敏腕代理人で多くの大物をクライアントに抱えるスコット・ボラス氏だった。
このウインターリーグで結ばれた大型契約トップ3のコール、レンドン、ストラスバーグはいずれもボラス氏のクライアント。9日(日本時間10日)にストラスバーグのナショナルズとの再契約をまとめると、10日(同11日)にコールのヤンキース移籍、そして11日(同12日)にはレンドンのエンゼルス移籍が成立。ボラス氏は3日連続で立て続けにビッグディールを結び、この3日間で8億1400万ドル(約890億円)の契約を結んだ。
このボラス氏の”荒稼ぎ“ぶりに「スポーツ・イラストレイテッド」は”勝者“に選定。昨オフは春まで大物FAの去就が決まらなかったことに触れ「それでも(もの凄く良いかそうでないかの)両極端な代理人は決してステージを降りなかった」と指摘した。
また、アカデミー賞8部門にノミネートされた「イングロリアス・バスターズ」の興行収入にひっかけ「偶然にも『バスターズ』の全世界総収益は3億2150万ドルとなっており、その額はコールがヤンキースと結んだ史上最高額にたった300万ドル及ばないのである」とし、ボラス氏が結んだコールとヤンキースの契約の大きさを伝えていた。
(Full-Count編集部)