「ダルビッシュをトレードするの?」 ファンの質問に地元紙記者の見解は

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

地元紙「シカゴ・トリビューン」の番記者がファンからの質問に「トレードの対価は大きなものになる」

 今オフのトレードの可能性が急浮上したカブス・ダルビッシュ有投手。これまでにゲリット・コール(アストロズFA→ヤンキース)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ再契約)、マディソン・バムガーナー(ジャイアンツFA→ダイヤモンドバックス)ら先発投手の去就が次々と決定。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者が12日(日本時間13日)に伝えたところによると、FAのトップ投手を獲得できなかった球団がカブスと4年契約を残す右腕のトレードを打診する可能性があるとしている。

 ダルビッシュは今季6勝8敗。9月は1勝2敗と勝ち星は伸びなかったが、防御率2.39をマーク。26回1/3で46奪三振と来季へつながる圧巻投球を見せた右腕の“去就”を、地元ファンも心配しているようだ。地元紙「シカゴ・トリビューン」にはファンから「カブスはユウ・ダルビッシュをトレードするのでしょうか?」との質問が寄せられ、同紙のカブス番マーク・ゴンザレス記者はこう説明している。

「パドレスのAJ・プレラーGMはレンジャーズ時代に一緒だった時からダルビッシュのファンであり、パドレスにはカブスが興味を持つプロスペクトが多くいます。ダルビッシュは今季終盤、残りの4年8100万ドル(約89億円)をオプトアウト(契約破棄)しない意向を示しました。多くのチームメートと同様に、彼もカブスでプレーすることに大変居心地の良さを感じています。今季後半戦で素晴らしく、特にジョン・レスターが2020年シーズン後にFAとなる可能性が高いことを考えれば、カブスを説得するトレードの対価は大きなものとなるでしょう」

 トレードにはダルビッシュの“了承”が必要となる。19年までは全球団へのトレード拒否権。20年から23年までは具体的な球団名は明らかとされていないが、12球団へのトレード拒否権が契約に含まれている。

「ダルビッシュの契約にはトレード拒否権が含まれていて、トレードの話を拒否できます。オフの間、(テキサス州)ダラス・フォートワース地域に住んでいますが、カブスで居心地が良く感じているため、レンジャーズ復帰は考えていないと思います」

 ダルビッシュのトレードが実現する可能性は低そうだが……。果たして新たな進展を見せるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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