大谷の二刀流復帰プランを投手コーチが明かす 「可能な限り多くのイニングを」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

マドン新監督の右腕として期待のキャラウェイコーチ「最高の計画を準備」

 来季からエンゼルスの投手コーチを務めるミッキー・キャラウェイ氏がMLB公式ネットワークラジオで、2年ぶりに二刀流“解禁”となる大谷翔平投手の調整プランを明かした。昨季までメッツの監督を務め、今季から名将ジョー・マドン新監督の右腕としてチームを支えるキャラウェイ氏は「最高の計画と最高のプロセスを準備して、オオタニが来年、可能な限り多くのイニング、効果的なイニングを投げることができるようにしたい」と語っている。

 時速160キロを超える豪速球、宝刀スプリットを武器とする大谷のポテンシャルを最大限に引き出し、躍動させるための道筋づくりは進んでいるという。番組の中で、同コーチはこう明かした。

「我々のオオタニに関する計画は他の選手とほぼ同じだ。トレーナーやフィジカルコーチと連携することになる。選手全員をヘルシーに保つことになる。来季、投手陣全員、どのくらいのイニングを投げることになるかわからない。オオタニも同じだ。登板翌日に(常に未来に)フォーカスするようにしたい。80イニングが180イニングかは分からないが、最大限を引き出すためのプロセスを作って、少しでも多く投げることができるようにしたいと思っている」

 また、キャラウェイ氏は大谷の驚愕の瞬間を目撃したスタッフからの情報を、驚いたように語った。

「私は本当にこの男に関して、燃えているんだよ。色々なことを聞いているんだ。ピッチングコーディネーターのマット・ワイズから聞いたんだけど、この男はダンクシュートを決めた後、リムの間に肘を突っ込むこともやってのけてしまうんだ」

 身長193センチで長身の大谷。圧倒的な走塁のスピードなどアスリート性も有名だったが、ジャンプ力も異次元だった。ダンクシュートを決めるだけでなく、そのままリムの間に腕を突き刺すというダンクコンテスト級の技も、スタッフの前で繰り出したという。

「彼はただただ信じられない素晴らしいアスリートなんだ。近くで仕事ができることにワクワクしているんだ」とキャラウェイ氏。就任早々、大谷の底知れぬポテンシャルに興奮を隠せない様子だった。

(Full-Count編集部)

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