人的補償の小野「ロッテで初勝利」 楽天入りの酒居は背番号28「少しでも気にかけて…」
ロッテが鈴木の人的補償で小野、楽天は美馬の補償で酒居獲得
ロッテは19日、FA権を行使し、楽天に移籍した鈴木大地内野手の人的補償で小野郁投手を獲得したと発表した。また、楽天はFA権を行使して、ロッテへ移籍した美馬学投手の人的補償として酒居知史投手を獲得したと発表した。酒居は背番号「28」となる。
小野は西日本短大附属高から2015年に楽天に入団し、今季はイースタン・リーグで35登板で2勝3敗、14セーブ。防御率3.32の成績を残した。2年連続で最多セーブに輝いた23歳は「この5年間、一軍で結果も残していないのに獲得していただき、期待していただいていると思うので、1年目と同じ気持ちでやっていきたいと思います」と新天地で活躍することを誓った。
また「常に温かい声援を送ってくれたファンの皆さん、そして、いつも支えてくださった、監督・コーチ、裏方さん、選手の皆さんには本当に感謝しかありません。イーグルスにいるうちに1勝したかったですけど、その夢も叶わなかったので、千葉ロッテに行って初勝利を挙げて、しっかりやっているところを皆さんにお見せしたいです」と広報を通じて、感謝の気持ちを明かした。
ロッテから楽天へ移籍する酒居は入団3年目の右腕で、今季は54登板。5勝4敗20ホールドの成績。セットアッパーとして活躍した。
チームを離れることに酒居は「昨日(18日)、球団から連絡を受けてビックリしました。ただ、こういう世界なので今は切り替えて自分の野球をするだけだと思っています」と気持ちにひと段落、付けたことを明かした。
続けて、「ドラフトで指名をしていただき、ここまで育ててくれた千葉ロッテマリーンズには感謝の気持ちで一杯です。満足いく結果を残すことは出来ませんでしたけど、マウンドに立つ自分を常に声援で後押しをしていただけたのはありがたかったですし、支えになりました。今後、ZOZOマリンスタジアムで投げる際に応援をしてもらうというのはさすがに厳しいと思いますが、少しだけでも気にかけていただけると嬉しいです。仙台で頑張ってきます!」と締めくくった。
これで鈴木と酒居が楽天へ、美馬と小野がロッテで来季、プレーすることになった。
(Full-Count編集部)