元G長野&内海は苦戦、飛躍を遂げた広島一岡&DeNA平良 人的補償選手の移籍後は

胃がんから復帰した広島赤松は現役引退、来季から2軍コーチに

○赤松真人(広島)
 2004年のドラフト6位で立命館大から阪神に入団。2年目の2006年には2軍で3割をマークし、2007年には1軍で28試合に出場した。2007年オフに新井貴浩の阪神移籍に伴って広島へ。移籍1年目から外野のレギュラーを争うと、2009年には137試合に出場し、オールスターにもファン投票で選ばれた。その後はレギュラーを奪われるも、代走や守備固めとして重用された。2016年オフに胃がんが発見され手術を受けた。今季限りで現役引退。来季は2軍コーチを務める。

○高濱卓也(ロッテ)
 2007年の高校生ドラフト1位で横浜高から阪神へ入団。小林宏之の阪神移籍に伴い、4年目の2011年からロッテへ。1年目に1軍デビューを果たしたものの、その後も定位置獲得とはならず。2016年に自己最多の53試合に出場したものの、腰痛が悪化した影響で今季は8試合出場。来季は育成選手として再起を図る。

○一岡竜司(広島)
 2011年ドラフト3位で沖データコンピュータ教育学院から巨人に入団。大竹寛の巨人移籍に伴い、2年目の2013年オフに広島へ移籍。移籍1年目の2014年から中継ぎ陣の一角として活躍し、2016年からのリーグ3連覇に貢献した。今季は33試合に登板して16ホールドをマーク。人的補償で移籍した選手の中で、最も成功を収めている選手といえるだろう。

○藤岡好明(DeNA)
 宮崎日大高、JR九州を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト3位でソフトバンクへ。鶴岡慎也のソフトバンク移籍に伴い、人的補償として2014年に日本ハムへ移籍した。日本ハムの3年間ではわずか16試合登板に終わり、2016年途中にトレードでDeNAへ移籍。今季は32試合に登板して1勝1ホールド、防御率1.86の好成績だった。

○奥村展征(ヤクルト)
 2013年ドラフト4位で日大山形高から巨人入団。長打力のある内野手として期待されたが、2014年オフに相川亮二の巨人移籍により、NPB史上最短(プロ2年目)、最年少(19歳)でヤクルト移籍となった。移籍4年目の今季は74試合に出場、打率.199、1本塁打だった。

○平良拳太郎(DeNA)
 2015年にドラフト5位で沖縄・北山高から巨人に入団。2016年オフに山口俊の巨人移籍に伴い、人的補償でDeNAへ。移籍1年目の2017年に初登板初先発し、プロ初勝利をマーク。移籍3年目の今季は15試合登板(14先発)で5勝6敗、防御率4・11の成績だった。

○金田和之(オリックス)
 2012年ドラフト5位で大阪学院大から阪神入団。阪神では3シーズンで通算56試合登板、7勝1敗、防御率4.27の成績を残した。2016年オフに糸井嘉男の人的補償としてオリックスに移籍。移籍1年目の2017年には45試合に登板して4勝1敗、防御率4.15と中継ぎとして活躍した。しかし6試合登板(1勝0敗、防御率4.91)にとどまった。

○高木勇人(西武)
 2014年ドラフト3位で三菱重工名古屋から巨人に入団。ルーキーイヤーに26試合に先発して9勝10敗、防御率3.19の成績を残したが、年々、成績は下降。2017年オフに、巨人に移籍した野上亮磨の人的補償として西武へ。昨季はは8試合(3先発)1勝2敗、防御率8.69、今季は2試合、0勝0敗、防御率7.71に終わり、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。

○尾仲祐哉(阪神)
 2016年ドラフト6位で広島経済大からDeNAに入団。2017年に11試合に登板したが、その年のオフに大和の人的補償で阪神へ。ルーキーイヤーのオフに移籍となった。今季は5試合登板、0勝0敗、防御率6.35だった。

元巨人で主力だった内海は1軍登板なし、長野も自己最少の72試合と精彩欠く

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