鷹ガール書道家・原愛梨さんに独占インタ 話題の“書道アート”って一体なに?

「どう興味を持ってもらえるか」2年前に思いついた書道と絵の融合「書道アート」

――書道、ピアノ、他に何かやっていましたか?
「色々な習い事をやっていましたね。土日まで毎日何かしらありましたけど、その中でも極めたいと思ったのが書道でした。それに自分が気づいてからはずっと書道一直線です」

――書道のどこに魅力を感じたんでしょう?
「小さいときは先生に褒められたい一心でした。その先生がすごく大好きで、誰よりも早く書道教室に行って、先生に『よくできたね』って褒められるのが嬉しかったんです。あとは、私は言葉で話すのが上手くないんです。喋るのは好きなんですけど、うまく感情を表現したい、この気持ちを表現したい、でも上手くできない。でも、書道だとそれがうまく表現できるんだと気付いてずっと続けてきました」

――「書道アート」というのものを閃いたのはいつですか?
「2年前くらいです」

――けっこう最近ですね。キッカケは?
「書道で個展とかも開催したんですが、どうしても書道に興味のある人、ない人が分かれてしまうんです。どうやったら書道に興味のない人に興味を持ってもらえるのかな、とずっと考えていました。このSNSとかが発達している中で、みんなが書くことをやめないでいてくれるかな、興味を持ってくれるかなと考えたときに、『絵』という視覚的なところから入ったら、みんなも興味を持ちやすいんじゃないか、と。それで『書』と『絵』を組み合わせた何かをしようと思いました。そうすれば海外の人も興味を持ってくれるんじゃないか、と。絵なら世界共通なので」

――最初に書いた作品は?
「最初に書き始めたのが鶴の恩返しの作品でした。鶴の胴体部分が『鶴の恩返し』の昔話のストーリーになっています」

――選手の姿を用いた「書道アート」はいつから?
「最初に書いたのは5月です」

――今年始めたばかりなんですね?
「キッカケはソフトバンクの高橋純平投手でした。ツイッターで私の作品に『これ欲しい』みたいな感じのコメントを付けてくださったんです。2年前くらいから『絵』と『書』を組み合わせた作品は書いていたのですが、これを選手と絡めるようになったのはこれがキッカケで5月でした」

知名度急上昇のキッカケは高橋純平投手の誕生日に描いた書道アート

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