ロッテ待望の先発ローテ左腕に名乗り! 小島和哉がプロ1年目を振り返る【前編】
ついにつかんだプロ初&本拠地初勝利
再昇格を果たした小島投手だが7月4日オリックス戦は6回4失点、7月17日西武戦は4回1/3、4失点でプロ入り3連敗。しかし、17日の試合に関しては初登板で苦戦した西武打線を4回まで1安打に抑えている。8月に入ると、3日の楽天戦で6回無失点と試合を作り、プロ初白星がそう遠くないのではと感じさせた。
1軍5試合目の登板となった8月14日、東京ドームでの日本ハム戦。荻野の先頭打者本塁打を皮切りにロッテ打線は初回から火を噴いた。対するマウンド上の小島は初回2死満塁を切り抜けると、2回以降もゼロを並べていく。6回に1点を返されたものの被安打4、奪三振6の1失点で待望のプロ初勝利を挙げた。
「内容自体はそんなに良くなかったです。その前の楽天戦(8月3日)のほうが点も取られてなかったですし、内容的にもよかったですね(6回無失点、与四球1)。勝ち負けはあんまりこだわりはなかったです。とりあえず勝ててよかったです」
9月11日にはオリックス打線を7回8奪三振3失点に抑えて3勝目。これが本拠地ZOZOマリンスタジアムでの初勝利だった。
「ホームで勝つことがこの一年でできたので、そこはちょっとホッとしているところではあります。(今季ZOZOマリンで4試合登板)自分が投げたときに、まだめちゃめちゃ強風のときが今のところない。(強風の日は)高めに浮きやすいとは先輩方から話を聞いていて、多少の知識は……でもマウンドに上がってみないとわからないことだらけだと思うので。来年以降……強風がないように願いたいですけど(笑)」
インタビュー後編では小島が掲げる来季の目標や、それを達成するために必要なこと、また理想の投手像についてお届けする。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)