MVP森は捕手史上4人目の首位打者、山川&中村で73発243打点…西武19年打者陣

山川穂高&中村剛也 打線に2人の4番がいる脅威

 73本塁打、243打点。これは山川穂高内野手と中村剛也内野手の2人でたたき出した成績だ。打順変更をした辻監督の判断は、まるで「2人の4番」が座っているように感じさせる驚異的な打線を生むことになった。

 山川の開幕は間違いなく順調だった。3月29日の開幕戦では8回に同点に追いつく満塁弾を放ち、勢いそのままに3月、4月度の月間MVPを受賞。昨年に引き続き、4番に相応しい活躍だったといえるだろう。状況が一変したのは7月。4本塁打こそ放ったものの、月間打率.173と大きく低迷することになった。そして迎えた8月11日のロッテ戦。2017年の終盤から守り続けた4番の座を、中村に「返還」することになった。

 中村は今季でプロ18年目の36歳で、すでにベテランの域に到達している。しかし、その選手人生の大半を過ごしてきた「4番」というポジションに返り咲いた中村は、もはや誰にも止められなかった。4番に復帰した8月は月間打率.384、5本塁打、25打点と絶好調だった。満塁本塁打の日本記録保持者であることから、もともと満塁に強いことは知られていたが、今季は満塁打率.531の「満塁神」ぶりを発揮した。シーズン終盤の首位追走において、最大の起爆剤となったことは間違いない。

 7番となった山川も重圧から解き放たれたことで打棒が復活。本塁打にくくらずにチームバッティングを見せる場面も増え、8月は中村に並ぶ25打点を記録している。一方で持ち味の長打力も復活し、8月12日以降で月間8本塁打を放った。山川の復活により、どこからでも得点、本塁打が期待できる「ダブル4番」ともいえる強力打線が実現した。

 個性派ぞろいの野手陣も紹介。まずはキャプテン・秋山翔吾外野手だ。開幕当初は3番に座ったものの不調に苦しんだ。ただ、5月に月間打率.402を記録して完全復活。定位置の1番に復帰すると、本来の安定感ある打撃を取り戻し、終わってみれば179安打で3年連続の最多安打を獲得。オフに海外FA権の行使を表明、次なるステージでの活躍も期待される。

 外崎修汰内野手も146安打、26本塁打、90打点を記録し、3番や5番、6番、9番と、どこで起用されてもコンスタントに結果を残した。特に打点は昨季の67打点を大きく上回るなど、森と同様に、浅村が抜けた穴を埋める活躍を見せたといえるだろう。木村文紀外野手は自身初の規定打席到達とはならなかったものの、自己最多の130試合に出場し、5年ぶりとなる2桁本塁打を記録。守備でも元投手の強肩ぶりを披露した。

 指名打者、もしくは代打を中心に活躍した栗山巧外野手、メヒア内野手の存在も大きい。栗山は8月31日の試合で通算1807本目の安打を放ち、球団の最多安打記録を更新。今季18年目ながらも、同期の中村と共に規定打席に到達した。一方のメヒアは、9月20日の楽天戦で守護神の松井裕樹投手からサヨナラ2ランを放つなど、シーズン終盤に優勝を大きくたぐり寄せる活躍を見せた。

目指すはパ・リーグ3連覇。活躍が期待される若手たち

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