エ軍が柳賢振を逃した理由は「大谷翔平」? 度重なる大物FA投手の獲得失敗を米メディア批判

ブルージェイズ入りした柳賢振とエンゼルス・大谷翔平(左から)【写真:Getty Images】
ブルージェイズ入りした柳賢振とエンゼルス・大谷翔平(左から)【写真:Getty Images】

韓国人左腕・柳賢振はブルージェイズ入り、エ軍は「野球とは関係ない理由でオファーをしなかった」

 ア・リーグ西地区4位から来季の巻き返しが期待されるエンゼルス。今オフはエース級の先発投手の補強が急務だったが、ドジャースからFAとなっていた韓国人左腕・柳賢振には契約オファーさえしなかったという。米スポーツメディア「12UP」が伝えている。

 柳賢振は今季ドジャースで14勝5敗、両リーグトップの防御率2.32。サイ・ヤング賞争いで2位に入る実績豊富な左腕で、米メディアでは剛腕ゲリット・コールらの争奪戦に敗れたエンゼルスも獲得を目指しているものとみられていた。だが、柳賢振はブルージェイズと4年8000万ドル(約88億円)で契約。エンゼルスが韓国人左腕へオファーを出さなかった理由は「ショウヘイ・オオタニ」にあると同メディアは指摘した。

「報道によると、柳賢振に対して関心を示さなかった理由は、エンゼルスにとってのアジア市場の中心は“日本の天才”であるオオタニ・ショウヘイであってほしいというのが、彼らの望みだからだ」

「エンゼルスは年俸2000万ドルでMLBのトップクラスの投手を獲得することもできたはずだった。しかし、野球とは関係ない理由(マーケティング)により、彼らはそうしないと決断した。恐らく、これだから彼らは全く進歩がないのである」

 来季は大谷、ヒーニー、キャニングにバンディ、テヘランらで先発ローテを組むとみられるが、右肘のトミー・ジョン手術から復活を目指す大谷はシーズン投球回数が制限される。今季のナ・リーグ打点王に輝いた強打者レンドンを加えた強力打線で、どこまでカバーできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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