巨人広報部の矢貫氏が故郷で野球教室! G党獲得目指すも思わぬ“ライバル”出現
福島・西郷村で楽天育成の松本と約150人の子供たちと
日本ハム、巨人でプレーし、現在は巨人軍広報部の矢貫俊之氏と楽天の育成、松本京志郎内野手が28日、故郷の福島・西郷村で野球教室を開催。約150人の少年少女が参加した。野球に興味を持ってもらい、その中から巨人ファン獲得を目指したが、G党“コンプリート”ができなかった。その理由は……。
中学まで過ごした西郷村では帰省した際には現役時代から毎年、地元の子供たちへ野球教室を行っている。「僕が幼かった頃、プロの選手に会えることはあり得ないことでした。野球人口も少なかったし、プロ野球選手になるなんて考えることも出来ませんでした」と自分自身が機会を設けて、身近に感じてもらえればと思い、活動している。
矢貫氏がプロになった後にも西郷村から、前西武の佐藤勇氏とこの日参加した松本が誕生。矢貫氏は「3人で地元の野球人口拡大とプロの選手を身近に感じて欲しいという意見が一致してこのような活動を始めました」と故郷から一人でも多く野球を楽しんでくれる子が出ることを願って、今後も続けていく。
人数分の巨人ユニホームを持参し、子供たちに配るサプライズプレゼントを用意。オレンジ闘魂ユニホームなどで、巨人に親しみを持ってもらおうと試みた。しかし、1人の少年だけが頑なにユニホームを受け取らず。聞くと理由は「阪神ファンだから」と猛虎魂が全開。思わぬところでの“ライバル”出現に、全員を巨人ファンにすることはできなかったが、野球を一緒に楽しめたことに矢貫氏は喜びを感じていた。
それでも、多くの巨人ファンの獲得に成功? した模様で広報部としての役目も果たした。「今回も子供達からはスゴイパワーをもらいました。また来年、成長したみんなに会えるのがとても楽しみです」と再会を待ち望んでいた。