鷹が6度も制覇、セは巨人の1度だけ… 2010年代の日本シリーズを振り返る

ホークスは秋山監督で2度、工藤監督で4度日本一に

【2015年】ソフトバンク〇〇●〇〇ヤクルト
 工藤公康監督就任1年目でソフトバンクが2年連続日本一に輝いた。日本シリーズ連覇は1990-92年に3連覇した西武以来。李大浩が第2戦で先制2ラン、第4戦で先制適時打、第5戦で先制2ランを放つなど16打数8安打8打点の活躍で、韓国選手として初めて日本シリーズMVPに輝いた。真中満新監督の元、14年ぶりにリーグ制覇したヤクルトは第3戦で山田哲人内野手の3打席連続本塁打などで勝つのがせいいっぱいだった。

【2016年】日本ハム●●〇〇〇〇広島
 二刀流の大谷翔平投手を擁した日本ハムが広島を破って10年ぶり日本一に輝いた。大谷が先発した第1戦を1-5で落とし、敵地で連敗スタート。しかし第3戦で大谷が延長10回にサヨナラ安打を放ち、息を吹き返した。第4戦は中田&レアードの本塁打、第5戦は西川のサヨナラ満塁弾、敵地の第6戦は同点の8回にレアードが満塁弾を放つなど一挙6点を挙げて試合を決めた。3本塁打&7打点のレアードがMVPを受賞した。

【2017年】ソフトバンク〇〇〇●●〇DeNA
 ソフトバンクが、セ3位からCSを勝ち上がったDeNAを振り切った。第1戦から3連勝も敵地で連敗。3勝2敗で迎えた第6戦も大接戦になった。7回を終わって2点のビハインドも8回に柳田の内野ゴロで1点差に。そして9回に内川が守護神山崎から起死回生の同点弾。延長11回2死一、二塁で川島が劇的なサヨナラ打を放った。MVPはデニス・サファテ投手。第2、第3戦でセーブを挙げ、第6戦では9回から3イニングを投げて勝利投手になった。」

【2018年】ソフトバンク△●〇〇〇〇広島
 パ2位からCSで西武を破ったソフトバンクが2年連続で頂点に駆け上がった。第1戦を引き分け、第2戦は敗戦も、本拠地に戻った第3戦を9-8で逃げ切って勢いに乗った。第5戦で柳田が延長10回にサヨナラ本塁打を放って王手。第6戦は4投手による完封リレーで制して決着をつけた。MVPは甲斐拓也。打率は.143(14打数2安打)も6連続盗塁阻止と圧倒的な強肩で広島の足を止めた。

【2019年】ソフトバンク〇〇〇〇巨人
 前年同様にパ2位からCSで西武を破った3年連続で日本シリーズを制した。ON対決以来19年ぶりのGH決戦は4勝0敗であっさりと勝負が決した。第1戦は今季限りで引退する巨人阿部が先制弾を放つも、グラシアルがすぐさま逆転弾を放つなど7-2で快勝。第2戦は松田宣が7回に先制3ラン、王手をかけて迎えた第4戦はグラシアルが先制3ランを放って試合を決めた。MVPは3本塁打を放ったグラシアルが受賞した。

(Full-Count編集部)

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