レッズ秋山の誕生が移籍市場に影響? Dバックスは「中堅手を見つけるのは困難」
Dバックスはバムガーナー、カルフーンを獲得し、打倒ドジャースを目指す
西武から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指していた秋山翔吾外野手はレッズと3年総額2000万ドル(約22億円)で合意した。今オフにはFA市場に中堅手が少ないことから多くの球団の関心を集めたが、その中に秋山を逃したことで窮地に陥っている球団があるという。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えている。
現在FA市場で中堅手を探しているのは、昨季ナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスだ。今オフにはFAでジャイアンツからエースのマディソン・バムガーナー投手、エンゼルスから昨季33発のコール・カルフーン外野手を獲得し、地区7連覇中のドジャースの阻止を目指している。
記事では、来季開幕時の予想総年俸は1億1500万ドル(約125億円)であるとしているが、地元紙「アリゾナ・リパブリック」は1億2500万ドル(約136億円)程を検討しているとされ、さらなる補強に動きそうだ。また、昨季103試合で中堅を守ったダイソンがFAとなり、96試合で守ったマルテは本職の二塁で起用する方向とマイク・ヘーゼンGMが語ったとされることから、「中堅手の補強が依然としてダイヤモンドバックスの優先事項」となっている。
しかし、今オフのFA市場に中堅手は少なく、秋山がレッズと契約したことでさらに「中堅手の選択肢が少なくなり続けている」状況だ。ベテランのガードナーもヤンキースと1年1250万ドル(約14億円)で再契約したことから大物はすでに枯渇。記事では「レギュラークラスの中堅手をFA市場から見つけるのは困難かもしれない」と言及している。
メジャー30球団で唯一、日本人選手がメジャーの舞台でプレーしたことがないレッズに加入し注目を集める秋山。この移籍が今オフの各球団の動向にも大きな影響を及ぼしているようだ。
(Full-Count編集部)