DeNA関根、メキシコ3か月武者修行で掴んだ自信「すごく楽しみなシーズンになる」

不慣れなメキシコ生活「スペイン語の簡単な単打だけど通じたことが嬉しかった。向上心を高めることができました」

――生活面はいかがでしたか?

「生活もめちゃくちゃ楽しめました。普段は通訳の方がいてくれましたが、例えば1人で食事に行った時とかに、スペイン語の簡単な単語だけど通じたことが嬉しかった。ああいう経験ができたことは楽しかったですし、(語学に対する)自分の向上心を高めることができました。1人でいる時に、伝わらない、伝えきれない、相手の言葉が分からない、という失敗も多かったですが、私生活でいろんな失敗があったことで、それが向上心になりました。メキシコに行く前に、もっと言葉を覚えて準備しておけばよかったなとも思いましたし、逆に言葉を話せるというのは1つの武器になるなとも感じました。あとは皆、優しくて、すごく人に助けられたので、自分の考え方を改められるいい機会になりました」

――何か人生観が変わったことはありましたか?

「向こうの文化や、カトリックという宗教的な部分もありますが、彼らは常に誰かに感謝している。それが日本よりも強いと感じました。練習前に毎日行うイエス・キリストへのお祈りなど、向こうの人がしていることには意味があるというのを肌で感じることができましたし、自分ももっといろんなことに感謝しないといけないなと感じました。感謝することでいろんなことが見えてきますし、生活の面でも勉強になりました」

――7年目となる今季への思いは?

「まずは自主トレが本当に大事だと思っています。しっかりシーズンを想定してやっていくことが大事。立場は去年と変わらないので、まず結果を残さないと上(1軍)にはいけない。その中で準備が大切だとメキシコでやって改めて思いました。準備をしっかりすることが全て。準備したことがそのまま試合にも出ると思うので、それをできるかどうか。そこをしっかり毎日やって、結果を残せるシーズンにしないと、もう6年もやらせてもらっているので、(契約も)そろそろ終わりになってしまう。でも、やれると思っています。メキシコでも自信をつけることができましたし、すごく楽しみなシーズンになるかなと思っています」

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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