優勝狙うDeNA、ポスト筒香は誰? 2020年ブレーク期待の超新星候補たち

DeNA・細川成也(左)と楠本泰史【写真:荒川祐史】
DeNA・細川成也(左)と楠本泰史【写真:荒川祐史】

25歳以下の期待の選手が続々! 19年芽が出た選手から今後に期待の選手まで

 2019年は2位に入り、今季はリーグ制覇の機運が高まっているDeNA。そんな中でキャプテン筒香嘉智外野手の退団と大きな穴が空いたが、若手選手には台頭が期待される有望株も多く、チャンスの年でもある。そこで2020年注目の、ブレーク期待選手を取り上げたい。

○伊藤裕季也内野手(2年目・23歳)

 2018年ドラフト2位で入団した伊藤裕は、プロ入り1年目は21試合に出場して打率.288、4本塁打、7打点を挙げた。8月に1軍初昇格し、10日の中日戦で「5番・二塁」でスタメン初起用となると、2打席連続本塁打を放つ大活躍。今季の期待ナンバー1と言えるだろう。

○楠本泰史外野手(3年目・24歳)

 プロ入り1年目の2018年に56試合に出場し期待を受けた昨季は、オープン戦で17試合に出場し、セパ両リーグでトップの打率.388を挙げた。公式戦では39試合で打率.208と数字を残せなかったものの、6月9日の西武戦ではプロ初本塁打となる代打逆転満塁弾を放ち、勝負強さを印象付けた。これからの成長と爆発に期待がかかる。

○細川成也外野手(4年目・21歳)

 2016年ドラフト5位で入団。プロ3年目の昨季は1軍で自己最多の36試合に出場したが、打率.222、1本塁打と苦戦。一方でファームでは73試合で打率.293、ともにチームトップの15本塁打、51打点、OPS(出塁率+長打率).904と圧倒的な成績を残した。自慢の長打力で筒香の抜けた外野手枠争いに名乗りを挙げたい。

○中川虎大投手(3年目・20歳)

 2017年の育成1位で入団。プロ2年目の昨季は、ファームで前半戦だけで13試合に登板して8勝3敗、防御率2.00の好成績でフレッシュ球宴に選出された。さらには支配下登録も勝ち取り、1先発を含む3試合に登板。初勝利はお預けとなったが、イースタンでは20試合で11勝3敗、防御率2.25の成績で、最多勝と最優秀防御率の2冠に輝いた。

○桜井周斗投手(3年目・20歳)

 2017年ドラフト5位で日大三高から入団し、プロ入り1年目は2軍暮らし。昨季は1軍初昇格し、14試合16回2/3を投げて防御率4.86とした。プロ初勝利はないが、9月27日の巨人戦で初先発し、2回を無安打3奪三振1四球とするなど将来への期待は大きい。

(Full-Count編集部)

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