ヤンキースが「重要な」“補強”を敢行 怪我人続出でチームスタッフをテコ入れ
シャーザーやクルーバーを指導していたエリック・クリッシー氏を招聘
昨季は怪我人続出に苦しむことになったヤンキース。ルイス・セベリーノ投手やジャンカルロ・スタントン外野手、アーロン・ヒックス外野手など主力が次々に離脱し、一時は10人以上が故障者リスト(IL)入りする事態に見舞われた。
それでもシーズン103勝をマークしてア・リーグ東地区を制した。ただ、リーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れて、2009年以来遠ざかっているワールドシリーズ制覇には手が届かなかった。怪我人たちが万全の状態で戦えていたら、と思いたくなる1年の締めくくりだった。
そのヤンキースが11年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す2020年に向けて、チームのトレーニングスタッフをテコ入れした。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番を務めるリンゼイ・アドラー氏は自身のツイッターで「ヤンキースは、名高いパフォーマンスコーチであるエリック・クレッシーをストレングス&コンディショニング、トレーニング部門を指揮するために雇った」と伝えた。
これまでにマックス・シャーザー投手やコーリー・クルーバー投手らを指導してきた実績を持つクレッシー氏。MLB公式サイトなどでリポーターを務めるケン・ローゼンタール氏はクレッシー氏のヤンキース入りに「昨日の最大のニュース。リンゼイ・アドラーによると、ヤンキースは大きな内部の改革を行った」とレポートした。
「ジ・アスレチック」は記事でも「2019年に1シーズンでの怪我人の人数で新記録を達成したヤンキースは、2020年のストレングス&コンディショニング、トレーニング部門のスタッフを大きく変えることにした。ヤンキースの次のステップは重要なものだった」と指摘。2020年のヤンキースにとって、大きな“補強”になると伝えていた。
(Full-Count編集部)