オリ育成5位鶴見、まさかの“無一文入寮” 財布忘れて担当スカウトに「1000円借りました」
実家に財布を忘れ入寮、上村スカウトに1000円を借りて数日間を過ごすことに…
オリックスの育成ドラフト5位の鶴見凌也捕手(常磐大学高)が6日、入寮した。財布を茨城の実家に忘れ、まさかの“無一文”でやってきた育成ルーキーが支配下登録を目指しプロのスタートを切る。
まさかの告白だった。入寮を済ませ“お決まり”の持参品を披露している時にテーブルの上には裸の1000円札1枚が……。鶴見は苦笑いを浮かべながら「財布を実家に忘れてしまって……。上村さん(スカウト)に1000円を借りました」と申し訳なさそうな顔で事の真相を口にした。
幸い、茨城からの新幹線チケットは持っており関西までは何事もなく到着。駅からは上村スカウトとタクシーで球団施設内にある寮までたどり着いた。寮では食事が出るためお金はほとんど使う必要はないが上村スカウトからは「ジュースぐらい買えるだろ」と貴重な1枚を手渡された。
財布を届けてもらうため母に携帯で連絡を入れたが「まだ、連絡が来ていなくて。保険証とかも入っているのでちょっと困りますね」と最後まで苦笑いだった。