“第二の千賀”になれる? 鷹の育成右腕が投じた浮き上がるような球筋が大反響
コラスが亡命したとされるソフトバンク、コラス退団なら支配下枠は「5」に
千賀滉大投手や甲斐拓也捕手ら多くの球界を代表する選手を輩出してきたソフトバンクの育成選手。今季も砂川リチャード内野手や田城飛翔外野手といった将来、楽しみな選手たちが、残る支配下登録の枠を狙っていくことになる。
その候補の1人となりそうなのが、2017年の育成ドラフト1巡目で入団した尾形崇斗投手だ。学法石川高から入団すると、プロ2年間で最速152キロまで成長を遂げた。今オフにはアジアウインターリーグにも派遣され、10試合に登板して3セーブ、防御率0.77の好成績をマーク。11回2/3で23個の三振を奪い、右腕から浮き上がるような球筋を描く真っ直ぐが大きな武器となっていた。
その尾形は自身のツイッターでキャッチボールを行っている映像を公開。「魂込めて遠投しました」と記された動画は、助走をつけてボールを投じる尾形の姿が。右腕から投じられた1球は重力に逆らうかのように、浮き上がるように低い弾道で約60、70メートル先にいる相手のグラブにボールが収まっている。まさに尾形の武器と言えるような球筋だった。
ソフトバンクは残留が見込まれているデスパイネ、グラシアルを含めて、今オフの編成で支配下登録は66人となっていた。だが、キューバ人のコラスがメジャー移籍を目指して米国に亡命。このままコラスが退団となると、支配下登録の枠は1つ空いて、残り5枠となる。尾形は今季が育成3年目でオフには自動的に一度は自由契約となるため、今季は支配下昇格の大きなチャンスとなる。
動画は6日現在で24万回以上の再生回数となり、ファンも「遠投凄いですね」「ほんとに育成?」「ひゃぁぁぁすごい…」「軌道がエグイ!」と驚愕した尾形の球筋。このストレートを武器に、悲願の支配下登録を勝ち取れるか。これからの尾形に注目だ。
(Full-Count編集部)