DeNA期待の新人たちが続々入寮! ドラ1森の不安、ドラ2坂本の座右の銘は?
ワクワク入寮から闘志剥き出し、不安いっぱいまで、5選手それぞれの入寮
DeNAから指名を受けた今年のルーキーたちが6日、横須賀市の球団施設「青星寮」に入寮した。同日に取材対応した5選手は思い思いの品や決意、不安を抱えてプロの門を叩いた。
○ドラフト1位・森敬斗内野手
入寮には「毎日着たい」と母校・桐蔭学園高OB、高橋由伸氏が差し入れたパーカーを持参。プロ入りには「不安というよりワクワク。プロの施設、コーチの方々の中で自分がどれだけパワーアップできるか」と明るい期待を抱いているが、不安なことも。「ちゃんと部屋の整理できるか不安。整理整頓が苦手なんです」としっかり者の意外な一面を覗かせた。
○同2位・坂本裕哉投手
新入団選手の入寮と言えば定番となっている持参品、坂本も新しいマットレスと枕や本などを考えていたと話したが、入寮に間に合わず。持ってきたのは新調したグローブ。好きな色だという赤に「中はベイスターズの青に。座右の銘の『磨穿鉄硯(ませんてっけん)』と内側に入れました」。1つの目標や意志を強く持ち続けるという意味の四字熟語を胸に忍ばせ、まずは「キャンプにベストで持っていけるように」と意気込む。
○同4位・東妻純平捕手
母校、智弁和歌山高の中谷仁監督は阪神、楽天、巨人を渡り歩いた元プロ野球選手。そんな中谷監督から「人というのはサボりたい生き物。その中で続けることが大切」との金言を受けたという。この日は制服ではなくスーツでの入寮となったがその理由を「今月卒業式があるが、その時に制服忘れたらあかんからと」と“うっかり防止策”であることを明かした。
○同5位・田部隼人内野手
開星高で遊撃手を務めた田部は、早くもライバルに敵意剥き出し。「(ドラフト1位)森は同じショートなので、負けんぞという気持ちでやっていきたい」と闘志を燃やす。持参したのは高校の先輩で同じポジションだった杉本涼内野手(現・近大工学部)から譲り受け、高校時代に使用していた「相棒」というグローブ。「バッティングもですが、自分は守備。肩の強さをアピールしたい」と意気込んだ。
○同6位・蛯名達夫外野手
「開幕1軍」を掲げ、大好物・黒ニンニク持参で入寮した蛯名。寮入りの際には待ち構えていたファンからサインを求められ「(プロ入りを)実感しました、正直嬉しかった」と感激。結果でもファンを喜ばせるつもりだ。
(臼井杏奈 / Anna Usui)