プロ野球、昨季より大幅減48.4%が「引退後に不安」 第2の人生は「起業・会社経営」が1位

セカンドキャリアに関するアンケートの結果が発表された【写真:津高良和】
セカンドキャリアに関するアンケートの結果が発表された【写真:津高良和】

不安な要素は「収入面(生活していけるか?)」が76%の79人

 日本野球機構(NPB)は10月7日から28日に開催された「みやざきフェニックス・リーグ」の期間中に、同リーグに参加していた選手に「セカンドキャリアに関するアンケート」を実施し、その結果を9日、発表した。

 同リーグに参加していた12球団所属選手218人にアンケートを配布し、無記名による方式で215人から回答を得た。そのうち、「引退後の生活に不安を持っているか?」という設問に対し、48.4%の104人が「不安がある」と回答し昨年の61.9%から大幅な減少となった。

 「不安がある」と答えた回答者に対し、その不安要素を問うた設問(複数回答可能)に対しては「収入面(生活していけるか?)」が76%の79人、「進路(引退後に何をやっていけばいいか?)」が73.1%の76人、「野球を離れることによる『やりがい』の喪失」が16.3%と続いている。

 引退後に「やってみたい」職業は「起業・会社経営」が21.4%と最も多く、「社会人・クラブチームで現役続行」が16.3%と続いた。

 また、「学生野球資格回復研修会」を受講すれば学生野球指導に携わることができることを知っているか? の質問には「手続きまではよく知っている」が5.6%の12名、「聞いたことはあるが詳細は知らない」が57.7%の124名、「まったく知らない」が32.6%の70名だった。

【表】48.4%の104人が引退後の生活に“不安” 「やってみたい」職業第1位は… NPBが実施した“セカンドキャリア”アンケートの結果一覧

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