元マイナー選手がヤ軍に37億円求め“無謀すぎる”訴訟 「ジーターがキャリアを妨げた」

当時のスタッフ「成績を見れば答えは見つかるだろう」

 ヤンキースに対する訴訟によると、ラシター氏は自身を2016年のナ・リーグ新人王に輝いた遊撃手コーリー・シーガー(ドジャース)と元ヤンキースのプロスペクトであり、NFLのクオーターバックとしてもプレーしたブランドン・ウィーデン氏に例え話を進めたようだ。

 シーガーの稼ぎを基にヤンキースが自身に1746万8000ドル(約19億円)を、そしてウィーデン氏の稼ぎを基に、ヤンキースは更に1159万8000ドル(約約12億7000万円)を支払う必要があると主張。ただ、金額は「当て推量」だと認めていたようだ。

 記事はまた、ラシター氏がヤンキースをリリースされた後、マイアミ大学でクォーターバックとしてプレーすることを試みたが、1試合も出場できなかったことに言及。さらに存在しないバスケットボールのキャリアをカバーするために更に560万ドル(約6億1300万円)を求めたという。

 2015年までヤンキースのファームに携わっていたマーク・ニューマン氏は「上手くいかなかったんだよ。野球は厳しい世界だ。プロ野球は本当に厳しい世界なんだ。それが全てだよ。彼のパフォーマンスを見て、ベースボール・リファレンス(の成績)を見れば答えが見つかるだろう」と指摘している。

 ラシターはヤンキース傘下マイナーで2008年から12年までプレー。通算235試合出場で194安打、打率.244、4本塁打、10盗塁にとどまった。却下されるのも当然か……。

(Full-Count編集部)

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