捕手も捕れない変化…ナックル集が凄い「どうやったら打てるっていうんだ?」
ライトの1球は直前で急激に変化、打者はくの字で見逃し、捕手も捕球できず
「これを見ると毎回、不思議に思わずにはいられない。どうやったらナックルボールを打てるっていうんだ?」。ブルージェイズのソーシャル・デジタル部門のアリカン・ラブジャニ氏はナックルボーラーの投球を集めた動画をMLBから引用して公開している。その予想もできない変化に驚愕の声があがっている。
最初に登場したのは昨季までレッドソックスでプレーしたスティーブン・ライト投手の1球。ほぼ無回転で右打席のケインに向かっていったが、ミットに収まる直前に急激にストライクソーンに変化。打者は、くの字の体勢で見逃している。さらには捕手も捕球できずに体で止めているほどだ。
そのほかにはブルージェイズなどでプレーしたRA・ディッキー投手の下に落ちる1球、レッドソックスなどで活躍したティム・ウェイクフィールド投手のカーブのような変化の1球なども紹介されている。通算318勝を挙げて殿堂入りもしているフィル・ニークロ投手の4球は、すべて打者が体勢を崩されて空振りしている。
剛速球が当たり前となったMLBで、今では“絶滅危惧種”のような存在となったナックルボーラー。魔球を投げる新星は現れるのか注目だ。