ロッテが大補強、楽天も積極的 大物加入の鷹とオリ…12球団の補強診断【パ編】
積極的だったロッテと楽天、両球団で7選手が“入れ替わる”
【楽天】評価:B
JT・シャギワ投手(ドジャース)
牧田和久投手(パドレス)
涌井秀章投手(ロッテ)
酒居知史投手(ロッテ)
鈴木大地内野手(ロッテ)
このオフ、石井一久GMのもとで積極的な補強に動いた楽天。ブラッシュ、ブセニッツ、ウィーラー、宋家豪と4人の助っ人を抱えることから、新助っ人はシャギワの1人だけ。一方でパドレスから牧田、ロッテから涌井を獲得し、美馬の人的補償として酒居も加入。FAでは福田を逃しこそしたものの、鈴木を迎え入れて5選手を補強し、充実の戦力を作り上げた。
【ロッテ】評価:A
ジェイ・ジャクソン投手(ブルワーズ)
フランク・ハーマン投手(楽天)
小野郁投手(楽天)
美馬学投手(楽天)
西巻賢二内野手(楽天)
福田秀平外野手(ソフトバンク)
茶谷健太(育成→支配下)
エドワード・サントス投手(育成)
ホセ・アコスタ投手(育成)
ホセ・フローレス投手(育成)
今オフの12球団で最も目立ち、そして勝者となったのがロッテだろう。昨季は4位に沈むと、2020年シーズンへの“本気度”が伝わってくる積極的な補強を行った。球団史上初めて福田、美馬とFAのダブル獲りに成功。楽天のハーマン、元広島のジャクソンと計算できるリリーバー2人も獲得した。育成でも3人の外国人投手が加入。人的補償の小野、西巻、育成から昇格する茶谷も含め、実に10人がチームに加わる。
【日本ハム】評価:D
ドリュー・バーヘイゲン投手(タイガース)
クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(巨人)
昨季5位に沈んだ日本ハムだが、補強はごく限られたものとなった。マルティネス、ロドリゲス、王柏融が残留することから、先発としてバーヘイゲン、そして手薄な三塁手には巨人から放出されたビヤヌエバを加えた。巨人では輝けなかったビヤヌエバが新天地でどれほど働けるか。もともとが若手の成長によってチームを強化していくチームカラーだけに、今季の浮上も選手らの成長にかかっているか。
【オリックス】評価:B
タイラー・ヒギンス投手(パドレス3A)
アデルリン・ロドリゲス内野手(パドレス3A)
アダム・ジョーンズ外野手(ダイヤモンドバックス)
昨季は最下位に沈んだオリックス。今オフはNPB史上でも稀に見る“超大物”を補強し注目を集めた。それがメジャー通算282本塁打のジョーンズ。オールスター5度の出場を誇り、今季も137試合に出場、16本塁打を放っている。ロドリゲスもマイナー174発の長距離砲だ。山岡、山本、吉田正と若い選手が育ってきており、この3人の助っ人がどんなアクセントをもたらせるか。
(Full-Count編集部)