トラウト「成長ホルモン服用」騒動でMLBが“火消し”「免責得た選手はゼロ」と声明
WBSC米国代表監督の息子がSNSで“失言”、謝罪していた
MLBは、3度のMVPに輝いているエンゼルスのマイク・トラウト外野手の「成長ホルモン服用」騒動に対応。2006年に共同薬物プログラムが開始されて以降「治療を目的として免責を得たメジャーリーガーとマイナーリーガーはゼロ」だと声明を発表した。
11月の「第2回 WBSCプレミア12」で米国代表を率いたスコット・ブローシャス監督の息子であるデビッド・ブローシャス氏が、3度のMVPに輝いているエンゼルスの至宝トラウトが「ヒト成長ホルモン」を使用していると自身のSNSに投稿して騒動となった。デビッドはその後、この投稿を削除。インスタグラム上で謝罪文を掲載する事態となった。
これを受け、MLBとMLB選手会が声明を発表した。「ESPN」のオールデン・ゴンザレス氏はツイッターに「2006年に共同薬物プログラムが開始されて以降、ヒト成長ホルモン(の使用)に対して、治療を目的として免責を得たメジャーリーガーとマイナーリーガーはゼロだとして、MLBとMLB選手会が声明を発表した。甲状腺の問題への治療を行うため、マイク・トラウトがヒト成長ホルモンを使用するための免責を得たと、スコット・ブローシャスの息子がインスタグラムで主張した後に、この事態が発生した」と投稿した。
サイン盗み問題で監督3人が解任されるなど揺れるMLB。“ガセネタ”とはいえ、MLBの至宝であるトラウトに“傷”がついてはならぬと、迅速に声明を発表するなど騒動の火消しに躍起だ。
(Full-Count編集部)