サイン盗み被害者のメッツ右腕、“証拠映像”公開で怒り 「野球の完全性を台無し」
メッツのストローマン、ブルージェイズ時代の2017年にアストロズと対戦し投球前に不可解な音が
メッツのマーカス・ストローマン投手が自身のツイッターを更新しアストロズのサイン盗みに怒りをぶつけている。自身が登板した試合では投球直前に不可解な音が響く映像が残っており「野球の完全性を台無しにしている」と綴っている。
米球界を揺るがしている“サイン盗み”騒動ではメッツのカルロス・ベルトラン新監督が解任され、アストロズのヒンチ監督、レッドソックスのコーラ監督に続き、3人目の監督解任となった。事の発端はアストロズから始まった。
ストローマンは自身のツイッターで「この選手たちが、どうやって僕の威力絶大の球を見送っていたのか、当時不思議に思っていたことを覚えているよ」と、ブルージェイズ時代にアストロズと対戦した映像を紹介。当時の試合ではセットポジションに入った直後に不可解な音が響く様子が残っている。
当時は不思議に思っていた右腕だが、昨年から次々にサイン盗みの真相が暴かれることになり「僕が使っていたサインをその場で打者に伝えている。野球の完全性を台無しにしている。彼らの本性は、カメラとソーシャルメディアなんだ。そして今、彼らは黙りこんでいる!(笑)」と怒りをぶつけた。
ファンからは“仕返し”として今季アストロズと対戦する際には「故意死球」を投げろと多くの意見が届いているが「僕個人としては、そんなことは絶対やりたくない。僕は心の中ではすごく冷静だから、報復なんてしたくないし、過去の出来事が原因で他の人を怪我させようだなんて、微塵も思わない。復讐によって解決するものは何もない。カルマ(報いの意)ならそうするだろうけどね!」と、正々堂々勝負することをファンに誓った。