ロッテ移籍の福田秀が自主トレ公開 元鷹・馬原トレーナーの指導受け、効果実感
「可動域、柔軟性出てきた」と成果、古巣との開幕戦で「ひと泡吹かせる」
ソフトバンクからFA権を行使してロッテに移籍した福田秀平外野手が23日、福岡・糸島市内で行っている自主トレを報道陣に公開した。元ソフトバンク、オリックスで活躍した馬原孝浩トレーナーの指導のもとで、約3時間、トレーニングに励み、新天地にかける意気込みを見せた。
昨季も脇腹の故障などで離脱があった福田。プロ生活で1年を通じて1軍でプレーできたことがなく、今オフは体のコンディションをテーマに掲げた。その中で昨年11月からトレーナーへと転身した馬原氏のもとでトレーニングに励んできた。体の可動域や柔軟性を向上させることに取り組み「3か月やってきて年々でなくなっていた可動域が出てきましたし、柔軟性も向上しています」と確かな手応えを感じている。
新天地のロッテで迎えることになる2月のキャンプ。現時点では「不安が8割、楽しみが2割ですね。自分への期待もありますけど、不安のほうが大きい」という。ロッテには知り合いは多くなく「益田はラインをくれましたけど」と、知っているのは1歳下の益田直也投手くらい。「僕を知ってもらわらないといけない」と、新しいチームメートにまずは溶け込むことを目指していく。
「ルーキーの気持ちですね」という30歳の福田だが、元来、張り切り過ぎる性格。それだけに周囲から「張り切り過ぎるから大人しくしとけ」とアドバイスもあったようで「ブレーキをかけながら。もう31歳になるので、そうやっていかないといけない」と、キャンプでは慎重に練習を進めていく。
3月20日、ロッテの開幕戦の相手は古巣のソフトバンクだ。「開幕戦の舞台に立てるようにアピールしていかないと」と福田はいう。先発は千賀滉大投手が見込まれるが、「千賀は日本でナンバーワンの投手だと思っている。ただ単にそんなピッチャーと当たるのはイヤだな、と。ただ、黙ってやられるわけにはいかないですから。ひと泡ふかせられるようにしたい」と意気込んでいた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)