激戦の関東6校目に花咲徳栄 4年ぶり5度目のセンバツ、主将の井上はプロ注目

出場決定の電話を受ける花咲徳栄の田中一夫校長【写真:荒川祐史】
出場決定の電話を受ける花咲徳栄の田中一夫校長【写真:荒川祐史】

昨秋の関東大会で8強、主将井上は昨夏の甲子園の4番打者

 3月19日に開幕する第92回選抜高校野球大会の出場32校が発表され、埼玉・花咲徳栄高校が2016年以来、5度目の出場を決めた。同部は昨年12月からプロ注目の主砲、井上朋也内野手(2年)が主将を務める。

 花咲徳栄は昨秋の関東大会で8強に終わり出場が危ぶまれていたが、関東・東京の最後の1枠に滑り込んだ。電話を待つ田中一夫校長も、「もう3時まわったんじゃ?」「ネット中継は見ない」とそわそわ。知らせを受けると「ありがたくお受けいたします」とその顔は綻んだ。

 主将の井上は1年時から夏の甲子園に出場。昨年の夏の甲子園では4番に座ったが、2回戦で明石商(兵庫)に敗れた。今回の春は、より一層負けられない戦いとなりそうだ。

 花咲徳栄は1982年に私学校として創設し、同年に野球部も創部された。過去には夏の甲子園に7度出場、2017年には優勝を果たした。卒業生にはオリックスの若月健矢捕手、DeNAの楠本泰史外野手、広島の高橋昂也投手、西武の西川愛也内野手らがいる。

(Full-Count編集部)

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