仙台育英、東北勢初の甲子園制覇へ 「横綱がいない大会。僕たちは小結くらい」
昨秋は11戦全勝、選抜出場校の中で「上位10校には入っている」
第92回選抜高等学校野球大会(3月19日開幕)の出場校が24日に決定し、仙台育英(宮城)が3年ぶり13度目の出場を決めた。昨秋の東北大会で3年ぶり10度目の優勝を果たし、順当に選出。須江航監督は、東北勢にとって悲願の甲子園制覇へ意欲を見せた。
昨夏の甲子園では8強入りした仙台育英。新チームに甲子園出場メンバーも残り、昨秋の地区大会、県大会、東北大会は11戦全勝。その戦いぶりが順当に評価され、聖地への切符を勝ち取った。
須江監督は、今回の選抜を「横綱がいない大会」と見ている。「ベスト8以上の力を持った学校が多い。拮抗している大会。その中で、うちは上位10校には入っていると思います。優勝を狙える位置にはいる。横綱がいない大会で、僕たちは小結くらい」。それだけに「ここからの2か月弱でどこまで強くなれるか」がポイントと考えている。
昨秋の大会では8試合で45奪三振、防御率2.84とエース級の活躍を見せた左腕の向坂優太郎は「目の前の試合を1つ1つ勝って、最終的には全国制覇したい」と話す。主将の田中祥都も、目標は「もちろん日本一」と宣言。東北勢初の甲子園制覇をしっかりと見据えている。
(Full-Count編集部)