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名将が「松坂以上」と評価の右腕、大阪桐蔭の二刀流… 春の主役を狙う5選手

第92回選抜高等学校野球大会(3月19日開幕)の出場校が24日に決定した。昨年は愛知・東邦が優勝し、エースで4番だった石川昂弥が投打で活躍。中日ドラフト1位にまで価値を高めた大会でもあった。昨年も甲子園を沸かせ、センバツに出場する兵庫・明石商の中森俊介投手と来田涼斗外野手はすでにプロのスカウトが高く評価している。他にも名将が“松坂級”と平成の怪物・松坂大輔(西武)を引き合いに出してまで評価する右腕や中学時代から有名だった“二刀流”選手ら、個性と才能あふれる選手が甲子園の舞台を踏む。

明石商を秋季近畿大会で破った大阪桐蔭、中森撃ちで得た自信を胸に甲子園に

 近畿大会で明石商を破って、近畿2位でセンバツ出場するのが大阪桐蔭だ。高校通算24本塁打の西野力矢内野手(2年)は3ランでプロ注目右腕を沈めた。

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 秋は主に3番を任された。明石商戦は2回までに3点を失ったが、3回に西野が中森から逆方向へ3ラン。魅力的な長打を披露した。「その(昨秋の近畿大会・準々決勝の明石商戦)後から、逆方向への重要性が分かって、ずっと意識して取り組んでいます。段々できてきていると思います」と成長を実感している。

 春夏連覇を果たした2年前の甲子園ではボールボーイで聖地に足を踏み入れている。「一番、印象に残っている試合です。(歓喜の瞬間に)憧れた部分もあるので、自分たちもそれをしたいというのは、ありますね」と背番号を付けたユニホームを着て、踏み入れる初の甲子園を心待ちにしている。「チームを助ける、チームが苦しい時に一本を打てる打者というのを目指しています」。近畿大会決勝では天理に敗れ秋の日本一は逃したが、春にリベンジを誓う。

 その試合で4番に入ったのは大阪桐蔭の仲三河優太外野手(2年)。高校通算9本塁打で、中学時代はU-15日本代表で最速139キロ右腕として活躍した。高校入学後も1年夏からベンチ入りしたが、怪我などもあり、現在は打者としてチームを牽引する。「野手だろうと投手だろうと、チームの勝利に貢献することに変わりはないので、どちらでも勝利に貢献できればいいと思います。勝つための準備をしていきたいと思っています」と、封印してきた投手としての準備も怠らない。

 現在も週2回はブルペンに入り投打の“二刀流”としてもスタンバイ。チームには実績、経験も豊富な左右の投手陣が揃っているため、まずは打撃でチームに貢献する。外角球への対応を課題にするが「相手が嫌がる打撃がどれだけできるか。良い時の打撃を常に頭に入れて、イメージ通りの打撃ができるように心がけています」と聖地で大暴れを誓う。

 昨夏の甲子園で、同学年の2年生が躍動する中、仙台育英・向坂優太郎投手(2年)は当時の悔しさを糧に、エースナンバーを背負う。夏の甲子園はチームはベスト8に進んだが、向坂はメンバー外だった。スーパー1年生と呼ばれた左腕・笹倉世凪、右腕・伊藤樹らは昨夏の甲子園を経験した。向坂は「甲子園は野球人生で一番あこがれの場所。想像してワクワクする」と“エース”として臨む選抜での躍動を誓う。

 秋は背番号8も8試合に登板して45奪三振、防御率2.84と急成長。東北大会はただ一人、全4試合に登板。準決勝の盛岡大付戦では8回3安打2失点13奪三振の快投でチームを勝利に導き、選抜出場に大きく貢献した。その後の明治神宮大会では入学後初めて背番号「1」を背負った。

 元々は投手力が課題のチームで、須江航監督は「いかに選抜で投手が力量を発揮するかということだけに向き合ってやってきた」と“弱点”を強化。その結果、チームには現在、140キロ台を記録する投手が7人もいるが、その中でも最速141キロの向坂については「10人でベンチ入りの投手枠を争っていて、向坂が実績と総合力で抜けてますけど、あとの9人は誰が入ってもいい」と、その実力に太鼓判を押す。悲願の初優勝へ、中森でも来田でもない――。世代のトップを仙台育英は虎視眈々と狙っている。

 他にも東海大相模や星稜、天理に智弁和歌山、智弁学園などに注目選手が揃う。センバツでは力のある選手たちのぶつかり合いが見られそうだ。

(Full-Count編集部)

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