ヤンキース監督&GMが“サイン盗み”に怒り露わ「苛立たしい」「解決してない」
ヤンキースは“サイン盗み”の2017年ALCSでアストロズ相手に3勝4敗で敗退
メジャーリーグで大スキャンダルとなっているサイン盗み問題。ヤンキースのアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが初めて、この問題について公式の場でコメントした。地元紙「northjersey.com」が伝えている。
ヤンキースは“サイン盗み”があったとされる2017年ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)でアストロズと対戦。ホームでは3勝を挙げたものの、アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークでは4戦全敗を喫して3勝4敗で敗退していた。
ブーン監督は「残念に思うし、苛立たしくも感じている」とコメント。記事によると、ブーン監督とアストロズの監督を解任されたAJ・ヒンチ氏は親交があるとされ「しばらくの間、このことに関して自分がどんな感情を抱いているか理解しようとしていた。これには、私が気にかけている人が関わっていたからだ」と怒りを露わにしたという。
また、キャッシュマンGMは「サイン盗みに関してはいつも心配しているので、我々のサインを守るために可能な限り何でもやる」と不正に堂々と対抗すると宣言。ア・リーグ東地区のライバルであるレッドソックスも現在、調査中となっていることに「まだ現時点では、この件は完全には解決していないのは明らかだ」とした上で「今できる健全なことは未来に目を向けること。後ろを振り返り過ぎては良くない」と新シーズン開幕に向けて、前向きなコメントを残している。
今オフのアストロズへの処分で“サイン盗み”がなくなるかについては「可能であると信じている」と記事内で答えているブーン監督。「これで野球がもっとクリーンでフェアになってくれると思う。結局、それが我々の求めていることなのだから」とフェアな戦いを求めた。
(Full-Count編集部)