ダルビッシュと舌戦のイエリッチが“サイン盗み”否定 「隠すことは何もない」
ダルビッシュの投稿に、イエリッチは「誰も助けなんて要らないよ」と反撃
2018年ナ・リーグMVPでブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手は26日(日本時間27日)、メジャーリーグを揺るがしている“サイン盗み”問題について言及した。イエリッチ本人も昨年11月にサイン盗みの疑惑をかけられており、カブスのダルビッシュ有投手と舌戦を繰り広げるなど注目を集めていた。
事の発端は、アストロズの一連の“サイン盗み”スキャンダルを受けて、カブスの専門メディア「ブリーチャー・ネーション」がイエリッチが球種を読んでいた可能性に言及したこと。イエリッチがダルビッシュと対戦した際に、何やらブルペンの方向を見ている動画を紹介した。
これに反応したダルビッシュが自身のツイッターに「彼が何をしようとしていたのかわからないよ。しかしはっきりさせておくと、彼の目が先に動いてるんだ。だからプレートを外したんだよ」と投稿。するとイエリッチはすぐさま「もうちょっとまともなことしてくれないと。君との対戦に、誰も助けなんて要らないよ」と反論し、ダルビッシュは「まあ落ち着きなよ。サイン盗みをしているって言ってるわけではないんだから」となだめる事態となっていた。
米メディア「ブリーチャー・レポート」は、MLB公式サイトのブルワーズ番を務めるアダム・マカビー記者のツイッターで公開されたインタビューを引用する形で紹介。イエリッチは動画内で「球界にとって良くない。隠すことは何もないよ。僕たちはそのようなことを何もしていない。それについての僕たちの報道はそれほど目にしていないけど、何も隠すことはないよ。サイン盗みをしていない。球界にとって良くないこと。残念だよ」と疑惑を否定している。
イエリッチは、ダルビッシュ相手に通算11打数4安打、打率.364、2本塁打、OPS(出塁率+長打率)1.409とカモにしている。カブスは3月27日(同28日)からの開幕3連戦でブルワーズと対戦。いきなりの対戦が予想され、注目が集まっている。
(Full-Count編集部)