中日新助っ人シエラがドミニカWLで首位打者! 元竜バルデスは歴代最多50K

中日新助っ人のモイセ・シエラ【写真:Getty Images】
中日新助っ人のモイセ・シエラ【写真:Getty Images】

トロスがレギュラーシーズンを34勝16敗の圧倒的強さで制し、勢いのままプレーオフも勝ち上がる

 ドミニカのウインターリーグは28日(日本時間29日)にファイナルシリーズの第8戦が行われ、トロスが7-1でリセイを破って3度目の優勝に輝いた。今季で42歳を迎えた元中日のラウル・バルデス投手などの活躍で、レギュラーシーズンを34勝16敗の圧倒的強さで制し、勢いのままプレーオフも勝ち上がった。

 第1戦を2-17の大敗で落としたトロスだったが、第2戦で延長11回の接戦を制すと第6戦を終えて3勝3敗のタイに。第7戦ではバルデスが5回1/3を投げ、4安打無失点の好投。元メジャーのハンリー・ラミレス、エリック・アイバーなどの実力者が並ぶ打線を封じ、勝敗はつかずも8-0の勝利に貢献した。さらにこの試合では、ファイナルシリーズ通算50奪三振をマークして歴代最多も更新した。

 バルデスは2015年から中日で3年間プレー。勝ち運に恵まれず2桁勝利はならなかったが、3年連続で20先発以上、防御率3点台の安定した投球で2017年には球宴にも選出されていた。今季は42歳ながらレギュラーシーズンでも10試合の先発で5勝2敗、防御率2.51と存在感を発揮。そして第8戦も7-1で制したトロスは5勝3敗で3度目のドミニカ一となり、MLBではタイガース所属のジェイマー・キャンデラリオ内野手がMVPに選ばれた。

 優勝したトロスはカリビアンシリーズに進出し、メキシコ、プエルトリコ、キューバ、ベネズエラの王者と中南米一をかけて争う。また、ドミニカのレギュラーシーズンでは今季から中日に加入するモイセ・シエラ外野手が打率.348で首位打者のタイトルに輝いている。

(Full-Count編集部)

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