工藤監督も驚愕! 鷹16年ドラ2古谷が打撃投手で最速152キロ「速いですねえ」

今キャンプ初の打撃投手に登板したソフトバンク・古谷優人【写真:福谷佑介】
今キャンプ初の打撃投手に登板したソフトバンク・古谷優人【写真:福谷佑介】

育成の尾形はバット2本へし折り、若手投手がアピール

 ソフトバンクの工藤公康監督が、若い2投手のアピールに目を細めた。宮崎キャンプ3日目から投手陣の打撃投手登板がスタート。泉圭輔投手、育成の尾形崇斗投手、古谷優人投手の3人が登板し、それぞれが存在感を示した。

 3人の中でも圧巻だったのが、3人目でマウンドに上がった古谷だった。釜元豪外野手、真砂勇介外野手の2人を相手に40球を投げ、安打性は真砂の2本だけ。唸るような真っ直ぐを次々に投げ込み、最速はこの時期としては出色の152キロをマークした。

 ケージ裏から熱心に視線を送っていた工藤公康監督も「ボールの走り良かったと思います。速いですねぇ、この時期で152キロは……」と驚いた様子。その衝撃の投球に目を細めていた。

 また、支配下昇格を目指す尾形は高田知季内野手、同じ育成選手の砂川リチャード内野手と対戦し、36球でヒット性はわずかに1本。バットを2本へし折り、そのボールの威力を披露した。指揮官は尾形についても「ボールのノビ、キレ、そういうものはあったと思う」と高く評価した。

 まだキャンプも3日目で打者は速いボールに目が慣れていない時期。圧倒的に投手有利な状況ではあるものの、指揮官は「今の時期でもああやってファウルや空振りが取れていると、投手は自信になる。この時期は投手の方が仕上がりは早いものだけど、初めてA組にきてああいう投球できて良かったと思います」と話していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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