レイズ筒香は「20~25本塁打の可能性」 MLB公式記者予想、強打者揃う打線が「後押しに」
レイズは今オフ、筒香のほか昨季33発のレンフローを獲得するなど補強を進めた
DeNAからポスティングシステムを利用してレイズに移籍した筒香嘉智外野手。NPB在籍10年間で通算205本塁打を放った28歳のスラッガーについて、MLB公式サイトの番記者ファン・トリビオ氏は「20~25本塁打の可能性がある」と予想している。
MLB公式の記事は、 トリビオ氏がファンの質問に回答する形で進められている。
ファンは「レイズはファムとアビ(アビサイル・ガルシア)を失いましたが、オフにパワーを秘めた選手(ヨシ=筒香、レンフロー、マルティネス)を補強しました。ロウとディアスがフルシーズン出場し、アダメスとメドウスが成長を続け、ズニーノが復活すれば、球団の本塁打記録(17年の228本)は破られそうですか?」と問いかけている。
レイズは今オフ、トミー・ファム外野手を放出したほかアビサイル・ガルシア外野手が退団。一方で昨季33発のハンター・レンフロー外野手をパドレスから、ホセ・マルティネス外野手をカージナルスから獲得。ブランドン・ロウ内野手は昨季17本、ヤンディ・ディアス内野手は14本、ウィリー・アダメス外野手は20本、オースティン・メドーズ外野手は33本、マイク・ズニーノ捕手は昨季大不振もマリナーズ時代の17、18年には20本塁打以上を放っている。長距離打者がずらりとそろったレイズの今季を、トリビオ氏はこう占った。
「オフに入るにあたり、フロントオフィスはラインナップにパワーを加えることを優先していました。それが達成できたかはまだ分かりませんが、間違いなくポテンシャルはあります。ヨシトモ・ツツゴウはメジャーリーグに適応しなければなりませんが、20~25本塁打の可能性があります」
さらにこう続けた。
「ロウとディアスは怪我をするまでは30本塁打のペースでした。それも後押しになるはずです。柔軟性のあるラインナップはレイズにとって助けとなります。レイズのロースターには有能な打者が多く、ケビン・キャッシュ監督が適したマッチアップを見つけるのが少し容易になるはずです。間違いなくレイズは球団の本塁打記録を更新する選手層を持っていますが、2020年に多くのことが上手くいかなければならないでしょう」
長打力を前面に出した超攻撃的な野球が見られそうな今季のレイズ。2016年に44本塁打でタイトルを獲得するなど、NPBで6年連続20本塁打以上をマークした筒香が強力打線の一員として輝けるか。注目の1年が始まる。
(Full-Count編集部)