サイン盗みに揺れるアストロズ、前レイズ編成副部長がGM就任 「ワクワクしている」
新監督には70歳のダスティ・ベイカー氏が就任
サイン盗みに揺れるアストロズは3日(日本時間4日)、ジェームス・クリック氏がGMに就任すると発表した。オーナーのジム・クレイン氏が発表した。MLB公式サイトが伝えている。
MLB公式サイトは「アストロズはジェームス・クリックをGMに任命する」との見出しでクリック氏の就任を報道。42歳のクリック氏は2017年から昨季までの3年間、レイズ球団編成部の副部長を務めた人物。クリック氏は「アストロズの一員になることにワクワクしている。アストロズは先進的かつ革新的な球団で、フロントオフィスには非常に才能ある人材が揃っている」と語り、入団への喜びを明かした。
クレインオーナーは「ジェームスは素晴らしいキャリアを築いてきた。彼はフロントオフィスの人間、そしてクラブハウスの選手たちとも素晴らしい関係を築いてきた。彼を新しいGMとして紹介できることに気持ちが高ぶっている。彼はアストロズにとって素晴らしい補強だ」と期待を表している。
アストロズを巡っては、1月13日(日本時間14日)にMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が調査結果と処罰を発表し、アストロズのジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督に対して1年間の報酬なしの停職、アストロズには2020年と2021年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億4700万円)の処分を科した。
これを受けてアストロズのジム・クレインオーナーはルーノーGMとヒンチ監督の解雇を発表。新監督には、ジャイアンツやカブス、レッズ、ナショナルズで指揮をとった70歳のダスティ・ベイカー氏の就任が決まっている。
(Full-Count編集部)