前田健太がツインズへ電撃移籍 Rソックスとドジャースを含む超大型三角トレード

ツインズへの移籍が報じられているドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ツインズへの移籍が報じられているドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

米記者報じる、Rソックスの2018年MVPベッツ&150勝左腕はドジャースへ

 ドジャースの前田健太投手がツインズに移籍すると4日(日本時間5日)、米メディアが伝えた。レッドソックスとドジャースを含めた超大型トレードで、ドジャースはレッドソックスから2018年MVPのムーキー・ベッツ外野手と通算150勝左腕のデビッド・プライス投手を獲得する。ボストンのメディア「マスライブドットコム」のクリス・コティーロ記者がツイッターで伝えている。

 コティーロ氏によると、ツインズはドジャースから前田健太を獲得。ドジャースはベッツとプライスをレッドソックスから獲得し、レッドソックスはドジャースから23歳のアレックス・ベルドゥーゴ外野手、ツインズから21歳の右腕ブラスダー・グラテロル投手を獲得するという。

 前田は広島からポスティングシステムを利用して2016年にドジャースと8年契約を結んだ。昨季は終盤にリリーフに配置転換されるなど先発、中継ぎで37試合に登板して10勝8敗3セーブ、防御率4.04の成績を残した。ポストシーズンでは中継ぎとして圧巻の投球を見せた。前田はメジャー通算137試合登板、47勝35敗6セーブ、防御率3.87をマークしている。

 ドジャースはレッドソックスから超大物2人を得る。27歳のベッツは世界一に輝いた18年は打率.346で首位打者のタイトルを獲得し、MVPを受賞した。メジャー通算794試合出場で、965安打、139本塁打、470打点をマーク。4年連続ゴールドグラブ賞に輝いている。先月、年俸調停を避けて1年2700万ドル(約29億3700万円)でレッドソックスと契約合意した。

 34歳のプライスはレイズ、タイガース、ブルージェイズを経て2016年にレッドソックスへ。18年は16勝をマークして世界一に貢献した。レイズ在籍時の2012年には20勝を挙げてサイ・ヤング賞、最多勝、最優秀防御率を獲得している。レッドソックスとは2015年オフに当時の投手史上最高額の7年2億1700万ドル(約237億円)で契約を結んだ。

 そして、レッドソックスは有望株をドジャース、ツインズからそれぞれ1人ずつ獲得する。3チームの思惑が絡み合った超大型三角トレード。前田は新天地でメジャー5年目のシーズンを迎えることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY