巨人菅野はなぜ投球フォームを大幅に変えたのか 勇気ある決断の理由を明かす
今年から“新フォーム”を導入「いい感じです」「もう違和感ないです」
巨人の菅野智之投手が“新フォーム”への思いを語った。スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」の「12球団キャンプキャラバン」に登場。昨年の不調を受けて「何か変えるタイミング」とフォーム改造を決断したことを明かし、復活への手応えを示している。
腕から始動し、それについていくような形で左足を上げて、ボールを投げ込む“新フォーム”。「12球団キャンプキャラバン」では、実際に投球する様子を収めた動画も公開しているが、その狙いについて菅野はインタビューで「軸を安定させるために、先に上半身を作ってそこに脚を持ってくるという形を作ってるんですけど……いい感じです」と手応えを示し、「もう違和感ないですね」と話している。
2017、18年と2年連続で沢村賞に輝いたが、昨季は22試合登板で11勝6敗、防御率3.89。2桁勝利を挙げているとはいえ、菅野らしくない数字が並んだ。フォームの大幅改造には勇気がいるが、「そうですね。ただ、去年あれだけ怪我だったりとか、好不調の波も激しかったので、何か変えるタイミングだなと思ったので、思い切ってやりました」とエースは言う。
「今年は“大復活”か?」と聞かれた菅野は「になると自分自身、期待してます」と笑顔で言い切った。“新フォーム”で2年ぶりの沢村賞獲得となるか、注目が集まる。