ピート・ローズ氏、MLBへ永久追放の解除求める「適正な処分ではない」
“サイン盗み”ア軍選手に処分なしでMLBコミッショナーに約20ページに及ぶ書簡を送付
歴代1位の通算4256安打を記録したものの、野球賭博への関与により1989年に永久追放処分を受けたピート・ローズ氏が、大リーグ機構のコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏に資格回復を求める書簡を送った。米全国紙「USAトゥデイ」など米複数メディアが伝えている。
約20ページに及ぶ書簡でローズ氏側はアストロズのサイン盗み問題で選手を処分しなかったことに触れ、こう主張している。
「ローズ氏の行動は、試合や選手のパフォーマンスに影響を及ぼすものでなかったにも関わらず、あまりに不釣り合いな罰則により、31年間、そして現在も、苦しみ続けている」
「MLBが野球のインテグリティ(公平性)に関わる言語道断の行為を近年どのように扱ってきたかを考えると、ローズ氏への処分は、彼が行ったことに対して、適正な処分であるとはもはや言えない」
ローズ氏はこれまで歴代のMLBコミッショナーに3度復権を求めてきたが、選手時代の賭博関与疑惑が明るみに出るなどして、いずれも却下されている。それでも、16年1月には古巣レッズがローズ氏の球団殿堂入りを発表。マンフレッド氏の判断が注目される。
(Full-Count編集部)