「プロ入りしてから一番振った」 “定位置”返り咲きを狙う燕・坂口の18年目の挑戦
昨年は開幕3戦目で左手親指を骨折、復帰してからも「ずっと痛みが取れなかった」
高津新監督を迎え最下位からの巻き返しを狙うヤクルト。青木宣親、山田哲人、昨季、新人王の若き大砲・村上宗隆の強力ラインナップに繋ぐ1番打者を虎視眈々と狙う男がいる。18年目のシーズンを迎えた坂口智隆だ。
「キャンプインから全ての面で全力でアピールしかない。18年目ですけど一番、体の状態がいい。バットも振れてる。これまで“はったり”もあったけど冗談抜きで一番、自分自身に期待してる年だと思います」
第2クール初日となった5日も5日連続でランチ特打、そして室内ではマシンを相手にバットを振り込んだ。美しい打撃フォームで広角に打ち分ける打撃技術は36歳を迎える今季も健在だ。
昨季は開幕3戦目に左手親指に死球を受け骨折。その後は復帰を果たしたが「去年はずっと痛みが取れなかった。バットを振っても守備でも違和感があった。自分の打撃はできてなかったですね」と22試合の出場に終わり悔しいシーズンを過ごした。